カツタル
カツオを三枚におろした後の中骨には、よくみると身がビチッと残っている。 それをマグロよろしく、スプーンでかきとれば、中落である。
ネギトロ作れば文句なし! 塩をパラパラ生姜をスリスリ、ネギと一緒に叩く。 味見するとカツオの「鉄っぽさ」が孤立していたので胡麻油をたらすと直ちに調和した。 うめえ。 まてよこりゃひゃっとすると、ユッケみたいに卵黄を落っことしてみると・・・合った。

タルタルステーキは牛肉をミンチにしてハンバーグ状に成形し、卵黄、タマネギなどをそえて食べる料理。 そのイメージで盛り付けて、醤油を回しかけ、箸で削りとりながらチビリチビリとやった。
黄身がたっぷりかかった部分、醤油の多い部分、そのどちらもかかっていない部分。 それぞれ固有の味が楽しめる。 ネッチリトロトロをつまむとあえて多めに加えた生姜が香る。
ああ今宵も良い酒なんだなあ。
