カカトに埋め込まれた何か
先日、天気がよかったので大掃除をした。
我が家にとっての大掃除は、日々の掃除と大差ない。 4人も子供がいると、どこかを片付けても、誰かがどこがを散らかしているもの。 「ウチに聖域なんてない。 全部子供のフィールドだ! もう開放開放!」とつい投げやりになってしまいそうになる日もあるが、快適な生活が、両肩に重くのしかかっている。 チマチマ片付けないわけにはいかない。
長男と一緒に靴の大量処分をした。
長男がまだ歩きだす前に、ついフライングして買ってしまったいなり寿司のように小さいコンバースや、走る快感を覚え、毎日毎日走り回り、底がすり減りボロボロになったナイキなど山のように下駄箱からあふれ出てきた。
それぞれの靴にいろいろな思い出がつまっているのでなかなか捨てられなかったりしてついつい溜め込んでしまったのだ。 このままじゃラチあかないし、売れそうなものもあるが、オークションはきっぱりとやめちゃったし、捨てちまおう。
子供たちの靴だけではなく、オイ、カミさんの靴もあふれ出てきた。 もう永遠に足を通すことなんてないと思われるブーツやスニーカーの類。 なかなか捨てきれなかったのだが・・・全部捨てちまおう。
古いサイドゴアブーツがでてきた。 これは長崎にあった(今もあるのか?)salという古着屋で購入した軍モノだ。 10年ぐらい前2、3度履いてからすぐに下駄箱の奥にしまいこんだ。 存在自体を忘れていた。
何のためらいもなくゴミ袋に放り込んだがフとカカトに目が行く。 「カカトに何かついてる」
そのブーツのカカトには何やら金属片が埋め込まれていた。 今はじめて気が付いた。 この金具は一体何なのだろうか? 軍モノだから、戦闘に関係する何かかも・・・気になる。
カカトから金具をほじくり出してみるとなおさら気になってきた。 こんな金具のついた靴なんて見たことがない。 まてよ、もしかすると拍車を取り付ける為の・・・でも軍モノだしなあ。
検索しようのない謎の物体として昨日までとっておいたが面倒なので捨てちまった。