朝の友
アジの一夜干しにワカメと豆腐の味噌汁。 お漬物に海苔15枚。 さらに卵と納豆さえあれば、ベストな朝食を食えるわけですが、いつも毎日そんなベストセッティングができるわけがないわけであります。
自宅で宴会をして朝方まで騒ぎ、いつもより少し遅めに目覚めてなんか食おうとキッチンへ向かうと、時折その散らかり方というか荒れ方にしばらくボー然ア然とすることがあるわけです。
しかし只ボー然ア然としているだけではなんにもならないので片付けはじめます。 「一体誰がこんなに何十枚もの皿食器を使ったんだ? 昨日何を食った?」なんて重い頭で考えながら洗い物をしていると、ウチの子が起きてくる。 親として、朝メシを食わせてやらねばなりません。
さてそれではアジの干し物を冷蔵庫からとりだし、「アラ、無い。」やはりたまに切らしてしまう場合があるのです。 そんな緊急事態の際登場するのが、この魚肉ソーセージなワケであります。
普段は冷蔵庫の中に入れてあっても見向きもされない、食おうという気すらおきない魚肉ソーセージなわけです。 洋風朝食の花形であるベーコンと比べてみても、なんだか粗末に扱われている感がある魚肉ソーセージなわけです。 こんな魚肉ソーセージを外袋から取り出し、表面にぴったりと張り付いたビニール製のボディ・コンシャスの一部を歯で食い破り、ズルズルと脱がすわけです。 そうして適当に切りわけ、多めに油をひいたフライパンを中火で熱し、揚げるように焼いていくわけです。
もちろん洗い物をさばきながらの炒め作業となるので、時には黒焦げにしてしまい、一からやり直さなければならなくなったりもするわけです。 なので横目でチラチラフライパンの中の魚肉ソーセージを意識しながら、洗い物を進めるわけです。 そうして「もうこれ以上炒めたら焦げるでワシ。」というギリギリのところまで炒めて、「ハイ今日の朝食は魚肉ソーセージですけんね。」と、子に差し出すのです。 ちなみに子は、その充分炒められた魚肉ソーセージに醤油をふりかけ、さらに時としてマヨネーズをニュルニュルとかけて、食べるわけです。
やればできるガステーブル
何気に「ふんこの役立たず。」なんて思いながらガステーブルの掃除をしていたわけだが、電池を入れる場所をハッケン。 ためしに電池交換をとりおこなうと、わが家のガステーブル、元気になった!
今までは「チッチッチッチッ、チッチッチッ、ボッ。」みたいな感じで思うがままに点火できないイラ立ちがあったわけ。 なんかこう、腹立つわけ。
電池交換後は、「チチチボッ!」何度繰り返しても「チチチボッ!」とチチチの音からして迅速なワケ。 点火ミスも減る。 点火に由来するストレスを感じなくなったというわけだ。
ガステーブルの点火でイラついた際には、電池を交換してみることをオススメしときます。
麦焼酎 思案橋
「へぇ~。 長崎にもリンガーハットあるんですねぇ。」
なんて東京らへんから来た男に言われたわけだが、「いやいや、リンガーハットは長崎出身ですけんね。」と答えつつ、(そんなことも知らんのかオマエは。 ちゃんぽんっていやー長崎やろうがこん)と心で思いつつ、リンガーくんも出身地がわからなくなるほど大きく成長したのですね(意味わからん)と感慨ぶかげなオイでした。
「銅座」という長崎の飲み屋街があるわけだけど、これもよその方々にたびたび大体こんな意味で尋ねられる。 「あ、銀座よりも若干落ちるから銅座?」
なんで銅座という名前かは知らんが、「うーん、カンケイないんじゃないっすか。」なんて答えるわけです。 ちょっとそのへん詳しくなる為に、長崎検定でも受けてみようかと考えるオイでした。
酒屋で「思案橋」なる麦焼酎を買ってみようと思ったのはこんな流れからで、その存在は前々から気付いていたんだけど、「これ美味いのか?」と少し警戒していたわけです。 しかし一長崎人として、やはり馴染みの地名を冠した商品があると、買わずにはいられないわけです。 この際、味がどうのこうのは関係ないわけです。 おそらく郷土愛なわけです。