うるさい冷蔵庫
詳しいことは、よくワカランが、一定時間冷蔵庫のドアが開けっ放しになっていたら、親切に「ピッピー」とブザーを鳴らして教えてくれるのである。
実はこの冷蔵庫の機能が、大嫌いである。 だってさ、要は、「冷蔵庫が半開きですよー。 食品が冷えんよ。」と、教えてくれているんだけどさ、教えてくれたところで、「あ、そうでしたか。 開けっ放しでしたか。 スンマセン。」 と、もう一回キチンとドアを閉めに立たねばならない。 ここが、気に食わないのである。
ブザーなんて鳴らすヒマがあったら、どうにかして自分で勝手に閉まってください。 鳴るのではなく、「自動で閉まる」ことにそのエネルギーを使ってほしいのです。 とにかく、そんな感じである。
一日のおわりに、風呂につかって汗を沢山かいて、心地よい疲労感を感じるのは、その後にひかえる晩酌を、より美味しくさせるいわばオイのギシキでもある。 いつものようにギシキに取り組んでいる最中、例のベルが鳴った。
ふんとにもう、誰だ。 冷蔵庫を開けっ放しにしているやつは。 と、イヤイヤ浴室のドアを開け、冷蔵庫のドアを閉めに向かう。 すると、踏み台に乗った息子が冷蔵庫内を物色中だった。 なにを探しているのかは、大体検討がつく。 そう、食後のデザート、フルーツゼリーである。 「ゼーリ、ゼーリ。」と、発音もいまひとつよくない息子がいっしょうけんめい探しているうちに、冷蔵庫のドアが開いていてもよい制限時間をオーバーしたため、冷蔵庫は容赦なく鳴りつづけているのである。
「あ、あった。」と、息子が遂にゼーリを見つける。
ん?これはどらえもんではないか。 いつものゼリーとは違うな。
あら。 これは賞味期限だいぶすぎておるぞ。 息子よ。 こんなもの食ったらしばらく病院に閉じ込められるぞ。 しかし1/12てさ。 過ぎすぎ。
とまあ、もしも冷蔵庫のブザーが鳴らなかったらおそらく息子は大分賞味期限が過ぎたドラエモンプリンを、一人で勝手に食ったにちがいない。 冷蔵庫のブザーが鳴らなかったらオイは風呂からでてこないわけで、認めたくはないが、冷蔵庫のブザーが、息子の食中毒を未然に防止したということになる。 思いたくはないがチョットだけありがとうと思いつつ、ドラエモンをゴミ箱にほうりこみ、もうちょっと冷蔵庫内の管理を徹底することを誓うと同時に、息子にフルーツゼリーをとってあげて、風呂に戻ってくオイである。
京さんこんにちは。
あ、息子さん2歳半なんですね。
うちの子もですが、やっぱりこの頃って
開けざかりなんですかね。
確か自動車では、半開き程度のドアの閉まり
具合だったらウイーンガチャと、
しっかり閉まってくれるものがあったような
気がします。 それ、導入してくれないかなと最近思いますよ。
京さんそれではまたおいでください。