銀座 寿司幸 本店
オイには某カニがウニャウニャしている看板で有名な会社に勤務している 知人がいる。 そいつがオイと同じ結婚披露宴に出席するということで、 来崎するとのこと。 じゃーお土産かってこいというのが当然の流れですな。
そいつの泊まるホテルの近所には、ものすごい人の良いお母さんが営業 している焼き鳥屋さんがあるのでそこで落ち合うことにしよう。 ちなみに その店にたまにいるものすごい横柄な態度で接客をする女はそのお母さんの 娘である。 あの親からこんな子が生まれるなんて不思議。
そんな話は置いといて、カニからのお土産は、3つあった。 洋菓子1つ、和菓子1つ、そしてこの寿司幸のばらちらしだったのです。
寿司幸といえば、ちらほら長崎県内にも同じ名前のお寿司屋さんがあるくらいけっこうありがちな寿司屋の名前で、その中の一軒では7人前の船盛を一人で平らげたこともあるオイでありますが、このお土産の寿司幸は、銀座数寄屋橋にあるという高級寿司店のちらし寿司だとか。 ほー。
田舎者のオイにとっては、この上ないお土産たいね。 さ、食おうか。 まずは包み。 うーん銀座にあると聞いただけで、なんだかこの包み紙も高級そうに見えてくるというオイ。 寿司幸本店なんて書いてある。 ヒモをほどいて、早速ガブつく。
うんウマカ。 ウマカですよこのちらし寿司。 メイン8つの具が渾然一体となってオイの口の中でほどけていくのであります。
具は、煮シイタケ、たまごやき、ムキエビ、煮アナゴ、白身と青魚の酢〆、海苔、おぼろ。 ちなみにばらちらしの定義としては、火を通したり、ヅケにした魚などを具に使用したものをいう。 一方生魚メインのものは吹き寄せちらしと呼ばれる。
一気に食べ終えると、ワッパの底には殺菌効果のある笹の葉が敷かれてありやす。 葉についた米粒も、こすりとって食いたいぐらい。
バラン(だったかな)は職人さんが丁寧に素早く飾り切りしたものと思われますよ。 いやぁー満足なちらし寿司でした。 もう一個ちょうだいというかんじ。
すしの味
すしの味は
たねとしやりとさびと
親父の手あかにある
森繁久弥-緋鞘-
小田急線千歳船橋駅ホームの、すしやの宣伝看板に書いてあるそうな。
千歳船橋、私の実家があるんです。ちょっと前に駅を改装しちゃったので、今はもう、書いていないかも。
このコピー、一見オツな気もしますが、実際に食べに行こうとは思わないまま、20年以上が過ぎてます。