「ごはんですよ」の楽しみは白いご飯に乗っけるのみならず、瓶の中への直飯投入こそ醍醐味だ

単なる海苔の佃煮に「ごはんですよ」という名前を授けた桃屋は凄い。 それにしてもロングセラーよね。
ルーツは戦後すぐに作られた「江戸むらさき」になるそうで。
ウチの子(3歳)がいま最もハマっている食べ物といっても過言ではないのがごはんですよ、であり「ごはんですよ乗せごはん」を毎日ワシワシ食べている姿を見たら「大きくなったぁ」と感慨深いモノがある。 かつてはオイもそうだった。
このごはんですよごはん、を日々食べていて何が一番楽しみだったかというと、
残りわずかになったごはんですよの瓶の中へ直接ご飯を入れ、グチャ混ぜにして食べるという何ともイヤシげな「ごはんですよの瓶に飯直入れメシ」だ。
この、「最後は俺のもんだ」感と瓶をそのままつかみあげて食べる「所有欲の達成」があの妙な満足感へとつながっていたのだろう。
きょうだい三人で、誰がソレを食べるのかでモメた事は数知れない。
冷蔵庫を開いてはごはんですよの残量をチェックして、さていつになったら決行しようかと思案していた少年時代が懐かしい。
と、あたかも過去の話みたいに書いたが、実は子供がごはんですよを早く一瓶空けてくれないかな、と待ち望んでいる男がココにひとり存在しているのは内緒だ。