湯船で考えた事
司馬遼太郎の『街道をゆく14 南伊予・西土佐の道』を楽しんでいた所終盤に「目黒村の山川の模型」の話が出てきて非常に興味深かったので検索したら、かろうじて目黒山形模型及び関係資料に行き当たった(もっと解像度の高い画像を見たい)。
驚くべき正確さで作られており、昭和四十年代に営林署が、植林計画を立てた際にこの模型を使ったそうだ。 当時「町見師」という測量士が存在し、その名が文書に残っているそうで。
町見師、と検索してもまったく情報が出てこない。 日本各地にこの測量技師は点在し、その地方独自の山川模型を作っていたのだとしたならば、と想像していると「俺もどっか街道歩こう」とモロ司馬さんに影響されてしまうのだった。 でも最近寒さに弱いので、春になってからとか言ってる時点でもうアレだ。
その他この本で学んだのは「しゃがん(赭顔)」という言葉。 赤ら顔をいうらしい。 そして竹。
竹の健康法
竹刀の柄(持ち手)ほどの太さの竹棒を正座している両足のアキレス腱の上に乗せ、正座をしなおすと尻の圧が竹を介してアキレス腱にかかり、気持ちよいそうだ。 又、肩こりには竹棒を振るのが良いらしく。
竹は油抜きしないと虫がついたり、色が出ないそうだ。 新聞紙を燃やしてそこへ竹をかざすと表面に油が浮きあがるのでそれを布で拭う。 飴色の光沢が出る。