あっぷる収録記:その7
蕎麦は茹ですぎらんごとね!
今年最後の収録は、年越し蕎麦にうってつけのかしわせいろと相成った。
当初は具沢山出雲そば、を予定していたところよく考えてみればそれだと蕎麦自体が主となってしまう事に気づいて急きょ辛汁が自慢のこちらに決めた。 チョーコーさんの「京風だし」を用いるからだ。
作り方自体はごくシンプルなので気は楽だった。 スタジオ入りして蕎麦を確認したところ、かなり細めの蕎麦で茹で時間も短いものだったので、仕上がりの見栄えが心配だったが、逆にこれが澄んだつゆにはぴったりで、名店更科風の上品なせいろになってくれた。
蕎麦の食べ方指南をお願いされたので、つゆに蕎麦の先だけを浸して勢いよくススりこんだまではよかったのだが、美味しすぎておもわず素に戻って「うんめぇ!」と連呼してしまったのがハズかしかった。
「来年一発目は何を作ろうか?」担当者さんと打ち合わせしている時間もまた、これから先のレシピ作りへ活かされている事にも最近気づいてきた。