なんてことないはなし
建設中止・違約金の声も挙がる本件である。
2020年五輪に向けた東京都の競技場整備が本格的に動き出す。
入札にかけた水泳、バレーボール、ボート・カヌーの3会場の落札業者が14日、決まった。
- 水泳会場:大林組などのグループが税込み469億円で落札
- バレー会場:竹中工務店などの陣営が約360億円で落札
- ボート・カヌー会場:大成建設グループが248億円で落
3施設は2月開会の都議会で議決を受けてから正式に各業者と契約を結ぶ。
いずれも本体工費の他、別途諸費用が必要で、水泳683億円、バレー404億円、ボート491億円と見込まれる。
都の調査チームが、費用削減のため競技会場となる3施設の建設中止を含めた抜本的見直しを提案する方針であることが27日分かった。
調査チームは3施設は代替地での開催が可能との見解を示す。
3施設は計566億円だった招致段階の整備費用が、いつの間にか1578億円に膨れ上がっている。
昨日見たニュースショーでは面白い事を言っていた。 そもそも五輪誘致段階での見積もりなんかはあってないような金額を提示するのが常である、と。
フと思い出したのが、この話。
知人の敏腕社長は、ハサップ対応の新社屋を建てる際、ごまんと建設業者が押し寄せてきて「工事は是非わが社に」と接待を受けまくったのだが、それには目もくれず、一番綺麗な図面を作ってきた業者に決めた。
一番見積もりの安い業者でもなく、いっぱい御馳走してくれた所でもなく、一番誠実な仕事をした業者を選んだというごく当たり前な逸話。