次女昨今
ついに次男も小学生になり、もはや園へ通うのは次女のみになった。 ひとりで淋しがるのかと思えばまったくそうでなく、悠々自適な園生活を満喫している模様。
このところポカポカ陽気が続いており、近くの川からオタマジャクシをすくってきた次女。 「足はまだ生えないの?」と毎日のように水槽を覗きこんでは聞いてくる。
よく見れば、すでに数匹からは足が伸びている。 となれば、つかまり場所となる石を据える必要があるね、と言ったところ、石探しに躍起になって、その日のうちに20個もの石を持ち帰ってきた。 いずれも園の近くで拾ってきたものだというが、そのどれもが伝えておいた「おはぎ大」ではなく、「大豆大」の小石ばかりだった。
朝食の際、兄姉が「ちょっと寒い」などつぶやけば、ひとりそそくさ走り、ひざ掛けをもってきてあげる。
ひとり遊びの際はもっぱら絵本を音読している。 必ず音読で、おそらく架空の読者がいるのだろう、読み聞かせスタイル。 園の先生になりきっている。
長女のピアノをあたかも弾ける風に奏でるのが得意。 そろそろ習わせないと。
一緒にお風呂に入った際、湯船に浸かる次女は、オイが浴びてるシャワーがたまにかかるのが気になった。 そこでとっさに彼女は手桶をつかんで自分の頭に乗せた。 傘代わりのつもりだったが、トルコ帽的に乗っかっているだけなので、まったく意味をなさないのだった。