キッチンハイターって強い

毎日調理をしていると、キッチン周辺、器具、調理している本人がだんだん汚れてくる。 つまり定期的なお掃除が必要である。
先日、包丁をぶんぶん振り回し、魚の頭を真っ二つにしている最中、包丁の柄から刃がはずれた。 はずれたというか飛んだと言ったほうが近い。 あいにく 幸いキッチン周辺には誰もいなかったので、恐ろしい事故は免れたのだが、定期的にメンテナンスをしておかないと、やはり危険だ。 包丁を研ぐだけではアカンのである。
まな板だって痛んでくる。 反り返ってみたり、黒ずんできたりと大変だ。 フキンなんてもっと悲惨だ。 テーブルを拭いて、しばらくそのままキッチンの隅にでも放っておくと、もはや触る事なぞできそうもないほど、まるでぞうきんのように、グレーに染まる…ヤバい。
ここで登場するのが花王のキッチンハイターなのだ。 この手法は、最近になって家内から伝授されたもので、その絶大なる効果に唖然としながらも、今少しハマっている。
薄汚れたフキンを水に漬け、キッチンハイターを微量たらす。 しばらくして、フキンを取り出すと、真っ白。 グレーが真っ白けっけになるのだ。 まるで新品のような純白さが戻り、イヤなヌメリも消え去っている。 キッチンハイターはすごい。
綺麗になったフキンを干し、さて次は何を真っ白けにしてやろうかと、キッチン内を見回すと、そこにまな板が…汚いような気がする。 特に家内専用のエラストマー製の白いまな板に、サビがこびりついているのがどうも気になる。
まな板に濡らしたキッチンペーパーをかぶせ、その上からキッチンハイターを微量たらす。 しばらく放置。 その後流水ですすぐと、真っ白。 ガンコそうだったサビが消えている。
ムガーッ!
となりのトトロで、トトロとサツキがバス停で出会うシーンにて。 サツキがトトロに傘を渡し、トトロはそれをさす。 そこへ雨がパラリと落ちて「バラバラ」と音がする。
トトロは面白がり、大ジャンプして、後ろの巨木を揺らし、大量の水滴を降らせる。 「ザザア」と傘が鳴り「ムガガーッ」とトトロが興奮の雄たけびをあげる(たしかこういうシーン)。
おそらくこの時のトトロと同じ興奮を覚えたのだった私は。 次に何をハイターしてやろうかと、まるで全盛期のヴァンダレイ・シウバのごとく、ギラギラとした目つきで、キッチン内の標的を探し始めたのだった。
包丁。 ここんところオマエも汚れてんな…サビサビじゃないか。 キッチンハイターをジャーとかける。 以前苦労した排水溝。 これも段々薄汚れてくるアイテムの代表格であるが、これにも直接ハイターをかける。
包丁のサビは、ものの数分で浮き上がり、綺麗になった。 排水溝も同じ。 キッチンハイター強すぎ。 あまりにも効果がありすぎるので、これはキッチン内だけで使用するのはもったいないという話になり、家中の汚れた場所にキッチンンハイターを振りかけてやろうとしているところで、家内から待ったがかかり、この面白い遊びは急遽幕を下ろした。
長年つかった包丁も包丁屋さんに頼むと柄を綺麗に修復してくれるみたいです。
ついでに研いでくれたりするので、柄と切れ味がもどって包丁へ一層愛着がわくことうけあいです(笑)
「あいにく」の使い方が逆になっちゃってますよ。
ありがとうございます教えていただいて!
11年前の私もバカですね、訂正させていただくと共に、自戒も込めて痕跡は残しておきます(笑)。
大変お世話になりました!