「ニューロンの回廊」を見ながらスイーツ
晩酌しながらBS見てたら、モジャモジャ頭のおじさんが現れた。 この人は茂木健一郎という脳科学者なのだそうだ。 公式サイト → クオリア・マニフェスト
そんな茂木さんがナビゲートする番組が、 「ニューロンの回廊」 。 各界著名人の脳力を脳科学者が解析していくというなんだか脳脳した番組。 それに辻口博啓氏が出演していた。
辻口博啓氏というのは、パティシエ界のワールドカップであるといわれるクープ・ド・モンドをはじめ、世界大会で3度優勝し、「パティシエ世界一」と呼ばれる人物で、自由が丘「モンサンクレール」のオーナーシェフである。 詳しい経歴などは公式サイトに詳しく載っているのでいちいち説明しないけど、なんでも和菓子屋さんの息子さんなのだそうな。 そしてある日友人のパーティーに招待されたときに食べたショートケーキの美味しさに心奪われ、そこからパティシエを目指すことになったのだと、番組中で語る。
建築物の壁に、ワラを混ぜ込むと強度が増すとかなんとかで、そこから着想してそれをケーキに応用したのだとか、ケーキの切り口、すなわち断面や、そこから流れおちるソースの見え方にもこだわっているというお話をフムフムそうなんだと聞きながら、「あ、そういや冷蔵庫に甘いもの入っていたな。」と思い出し、酒の 肴にしていたカツオの刺身をほうりだし、冷蔵庫を開ける。
ヨメがほぼ毎日買い置きしているという長崎のケーキ屋さんARITAの箱がデンとあり、数個のケーキのうちから、食べたそうなものをひとつ選んでテーブルに戻る。 そして辻口氏の話を聞きながらほうばるアリタのケーキは、いつもよりも2割増に美味しく感じられたのである。
このように影響されやすいオイだけど、アリタのケーキは影響されなくともウマイというのは言うまでもない。