メニュー

美味かもん雑記帳 > > イノシシ肉
2006/04/14

イノシシ肉

sisiniku

こないだシシ肉について書いたら、なんと食えました。 イノシシの肉。

それは先日檀流クッキング完全再現メニューの、タケノコの竹林焼き を食うために、山に入ったときのことでした。 タケノコを掘らせてくださいと、その山の持ち主に頼みにいくと、「イイヨ」とあっさり了解を得て、クワを片手に息子と二人で山の中へ乗り込もうとすると、山の持ち主のおじさんが、「でもイノシシでるよ。」とボソっとつぶやく。

イノシシと聞いただけでオイは興奮し、なおさら早く山に入りたくなったのだが、息子もいるしあぶない。 そこでまた山の持ち主のおじさんが「ついていってあげようか?」と、言ってくれたのでした。

息子とオイとおじさんの3人は、竹やぶの中に入って行き、先日の雨のせいで地面がぬかるんでいるので滑るということで、オイは息子を小脇に抱え、おじさんはクワをもち、獣道すらない山の中を切り進んでいくと、あったのです。 タケノコがひょっこりと先っぽだけ地面に顔を覗かせているのでありました。 その感動たるや、釣りに行って浮きがスーット沈み込み、HIT!! となったあの瞬間(どがん瞬間や)のようなトキメキだったのでした。

とりあえずおじさんにザックザクと掘り返してもらい、タケノコ1個入手。  そうすると、まだこの付近に何本かあるぞ、というおじさんの言葉にうれしくなり、息子をおろして地面をザーッと見回すと、あるのです、ニョキニョキと先っぽが突出しているのですよ。 いつのまにか自然に役割分担がきまっていて、オイが見つける。 おじさんが掘る。 息子がカゴに入れる。 という非常に統制のとれたタケノコ掘り集団に成長した我々でありました。

まだ出始めたばかりのベストな状態のタケノコもあれば、これはタケノコと呼ぶよりも、もはや小竹ではないか?というすこし伸びているものもあり、みるみるうちにカゴはいっぱいになりました。 おじさんも少々掘り疲れたようなので、腰をおろして一休み。

ボーッとあたりを見回していると、八メートルぐらい先に、オリを発見。 そのオリが、イノシシを捕獲するためのオリだったのです。 その時はあいにくイノシシはオリに閉じ込められてはいなかったんだけど、しょっちゅうひっかかっているらしい。 イノシシはタコノコが好きなので、しょっちゅうタケノコを掘りにこの辺にきているらしい。 そしてタケノコを食べることに夢中になり、ついついオリに閉じ込められて、捕獲されるらしいのであります。

捕獲されたイノシシは、猟師さんが持ち帰り、食べたり、近所にタダで配っているらしいといううらやましい話を聞き、やっぱりどうしてもイノシシを食いたくなったオイでしたが、幸運にも、その田島さん(猟師さん)が別の場所でイノシシを捕まえたとの連絡が、山主のおじさんにはいり、その田島さんのお宅へイノシシの肉をもらいに向かうタケノコ掘り三人衆でした。

田島さん宅に到着したときはすでにイノシシは解体されており、オイはモモ肉ひとつと、アバラのブロックを頂戴することができたというわけです。 お礼に掘りたてのタケノコをプレゼントしようと申し出ましたが、「そんなもんはいつも食っとる。 いらん。」と言われ、「そりゃそうだ。」と納得し、家に飛んで帰り、まずは早速七輪で焼いて食ってみたのでした。

sisinikum

身は赤くてなんだか豚というよりも牛肉のようで、実際食べてみても牛肉のスペアリブを食べているような味食感でした。 よろこんで食らいついているオイと息子をよそに、ヨメは結局一口も口にせず、やれキタナイだの、毛が少し残っているからコワイだのと、終始くだらないことばかり言っておりました。

さて、モモ肉はどうやって食らおうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

けんた食堂が本になりました

けんた食堂が本になりました『うちめし道』

最近の記事

くらげ 2025年2月6日 new!!

Suicaの移行に四苦八苦

未来の自分の為の備忘録だ。

続きを読む

月例報告 2025年1月31日 new!!

月例報告2501

本年もどうぞよろしく。

続きを読む

ふぐの子糠漬 2024年12月12日

月例報告2412

来年もより良い年になるよう日々

続きを読む

2024年11月30日

月例報告2411

今年も残すところあとひと月。 

続きを読む

2024年11月27日

【カメラ】iOS 18 にモノ申す【改悪】

どんどん悪くなっていっている印

続きを読む


月別アーカイブ

カテゴリー
メモ
最近のコメント
タグクラウド
インスタグラムやってますー フェイスブックページへ ツイッターへ RSS 問い合わせ

ページトップへ