青菜ごはん

たまに会うて、朝まで飲み歩く友人のおるとばってん、そいとは土曜にしか遊ばんと。 しかもそん時はソイの家に泊めてもらうとさ。 なんで 家に泊まるかって言うたらね、そこから歩いて3分のところで、たまの日曜日に朝市の開催されよるけんさ。
海の物、山の物の売っとってバリ楽しかと。 何かもう、市場って響きば聞いただけで興奮してくるとさね。
場内ばウロウロしよったら両サイドからニイチャン、ニイチャーンって感じでおばちゃんたちの「買え買え」て連呼してくるとばってんが、そん罵声のごたる中ばかいくぐって見つけたとがこの青菜さ。
「おばちゃんこいは野沢菜ね?」て聞けば「そいは青菜よ、ウマカとよ!」って返ってきた。「青菜て何ね?」て聞けば「菜っ葉たいね!」って言う。 「菜っ葉って何ね?」と、聞いてみようて思うたけど忙しかごたるけん止めた。 もちろんひとつ買うてみたとばい。
おばちゃんの手作りやけん、当然着色料とか使っとるワケでなく「なんかコレ妙に緑ミドリしとるなー」ていう感じも無か正直な漬物さ。
さっそく刻んで鰹節と混ぜてから、醤油ばかけて飯と食うたらさ、もうバリウマ。
もはや忘れかけようてしよった昭和の素朴な味やったとばい。 2杯目は菜っ葉に鰹節と醤油、さらにマヨネーズば混ぜて喰うたとさ。 メチャウマ! これウチの定番決定ぞ。

菜っ葉全景。