トランプ
どこから手に入れたのか、長女がトランプを持ってきた。
ババヌキをしようと言う。 そういえばトランプで遊ぶのは何年ぶりだろう、そもそも家にトランプを置いていなかった。
娘はババヌキのルールを詳しく説明してくれながら、おぼつかない手つきでトランプを切り、配る。 ババが回ってきたのは・・・オイだった。
単純明快なルールがよい。 二人で盛り上がっていると、そこへ長男、次男が入ってきた。 今度は4人でババヌキをはじめる。 娘は、特に次男に対して詳細にルールを説明しながらトランプを配る。 それでは、ゲーム開始!
長男はルールを知っているものの、相手からの一枚を引くときに自分の持ち札が丸見えになるクセがあり、いつまでたってもババが残る。 次男にはまだ早い遊びのようだ。
もっと簡単なトランプ遊びとして神経衰弱を提案したのは、家内だった。
今度は五人で神経衰弱。
長男、長女はもくもくとトランプをめくり、合わせていくが、やはりこれも次男にはまだ早いようだ。 ルール無用でめくりまくる。 その行為に周りがギャアグヮア言いはじめると、参加していないハズの次女が家内のひざから立ち上がり、トランプの上を歩き回りはじめる。 こうなると、もうどうにもならない。
長女はババヌキがやけに気に入ったようで、晩酌をしているとトランプをもってやってくる。 こうなると楽につまめるサンドイッチ風の肴が必要になるかと思えたが、普通に箸でつまみながらプレイしても何ら問題はなかった。
晩酌中の折り紙遊びよりずっと良い。
※ここ長崎では、トランプをシャッフルすることを「たぐる」という。