RHODIA
ウチにロディアが置かれていない場所はない。
トイレにも、風呂にだって置いてある。 「何をそんなにメモることがあるのか?」 あるのだ。 メモはクセになる。 書き留めておくと、思い浮かんだことを忘れない。 寝る前に妙案が思い浮かぶのは一体どうしてだろうか。 そのまま寝てしまえば翌朝はきれいサッパリ何を考えたのか忘れてしまうことだろう。
半分寝てても、判別不能な文字で走り書きしておいても、そのメモ用紙を見れば一瞬で何の事を書いているのか思い出してしまう。
ノートPCでは起動している間に寝てしまうだろう。 風呂ではキーボードを打てん。 やはり紙とペンしかない。 そういえば晩酌中にもイロイロと思い浮かぶ。
キッチンに置いてあるロディアNo.12を誰かが使った形跡がある。 この絵は長男だ。 モーリーと脇に書かれたその絵は、たぶんディズニーのウォーリーを書いたのだろう。 よく書けていると思う。
せっかくの力作だから、ちぎりとって額にでも入れてあげようかと手に取ると、なんと全てのページに何かしらの絵を描いていた・・・。 スケッチブックは沢山あるでしょうが。
どうしても親のマネをしてみたいのが子供だ。 新品のロディアを催促された。
あいにくウチには山のようにロディアのストックがある。 No.12とNo.14が、メイン。