メニュー

2008/05/22

どどめ

dodome

野山を駆け巡っているのはなにも息子だけの話ではない。 3つの娘も同じなのである。

最近息子(5歳)に対するライバル心が強く、彼がすることのマネをしてみたり批判してみたりする。

この前の野いちごの話が食事中あがった。 「うんまさか食えるとは思わなかったけれど、あんな穴場を知ってるとはヤルなキミ」と息子を少し褒めると、当の息子は知らん顔しているが、娘がやけに反応する。

「野いちごのある場所ならいーっぱい知っとるもんね、もうね、いーっぱいとれるとばい、それでね、今度ね、ぷーさんのぬいぐるみばね…」と予想だにしない方向へ話は強引に進められていく。

休日、娘が大事に育てているパセリに2人で水をやっていると「どどめって知ってる?」と聞かれた。

「どどめ? ドドメねー…どどめ色?」よくわからなかったのだがそれのある場所があり、食えるのだという。 ついて来いといわれたので、後をついていく。 娘が道中「どどめでジャムーはできるんかい、ドドメでジャムーはできるんかい、ドドメで…」と延々と繰り返し歌い続けるものだからいつのまにかそれがうつってしまい、オイも一緒になって歌う。 時折タンポポの綿毛を手にとり「フーッ」とか吹きながら10分ほど歩いたところに、一本の木があった。

「あれが、どどめやけーん!」と、まるで自分の宝物を見せるかのような堂々とした、でも少し恥ずかしそうなそぶりを見せながら言う。 ほーあれか。

木の真下には、無数の黒い果実が落ちており、少しつぶれたものからはワイン色の果汁がにじみ出ている。 見上げると、木には赤い実や黒い実が沢山なっている。 黒い実を食べると美味しいそうだ。 どれどれ、んーあまずっぱい。

いくつかの黒いどどめを取り、ひきかえしつつ「どどめでジャムーはできるんかい」と歌いながらつまんでいたら、家につく頃には全部無くなってしまった。 どどめって、クワの果実らしい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ぷちぐるが本になりました

ぷちぐるが本になりました『オーイ!つまみできたぞ』

最近の記事

GlobalStyle 2024年6月30日 new!!

月例報告2406

有り難い話だとは身に染みて感じ

続きを読む

2024年6月7日

NTTフレッツ光・接続不安定な時はこれを確認すべし

こちらでも書いてる通り、一度不

続きを読む

ロッジのスキレットでベーコンエッグ 2024年5月31日

月例報告2405

来月も忙しくなる事うけあいであ

続きを読む

2024年4月30日

月例報告2404

一日一日を大切に生きねば。

続きを読む


月別アーカイブ

カテゴリー
メモ
最近のコメント
タグクラウド
インスタグラムやってますー フェイスブックページへ ツイッターへ RSS 問い合わせ

ページトップへ