卵かけご飯

卵かけご飯を食べる場合、あらかじめ卵を器に割りいれて、黄身と白身が完全に混ざるまで徹底的にかき混ぜ、それを白いご飯にかけて、醤油をたらして食う人がいる。 いや、ご飯にかける前の段階で器の中のたまごに醤油をかけ、やはりよくかき混ぜて卵を醤油色に染めて、それをご飯にかけて食う人がいる。
卵は温かいごはんの上に直接割りおとし、それからご飯と徹底的に混ざるまでかき混ぜて、醤油をかけて食う人がいる。 その際、茶碗の中のご飯の中心部に穴を掘り、そこへ卵をすっぽりと落とし込む人もいる。
卵ごはんには白身を入れず、黄身だけを用いる人とか、小ネギなど薬味を散らさないとダメな人とか、赤卵でしか卵かけご飯はやらない人とか、白いヒモ状のカラザを徹底的に取らねばダメな人とか。
日本人というのは、卵かけご飯に相当なこだわりを持っているのだ。 さらにひところよくあった卵かけご飯専用醤油じゃなきゃ卵かけごはんは食わないという人も中にはいるのかもしれない。
オイは卵かけごはんを食う場合、湯気の立つ白いご飯の上に卵を割りおとし、醤油を適当にかけて、箸を黄身に突き刺し、2、3回ザーっとまぜてススりこむ。 なんちゅうかこう、卵を完全にご飯に混ぜて食うのはイヤだ。 黄身の部分や白身の部分がランダムにいい加減にまざっているぐらいが好み。 ご飯に穴を掘ったりするのもメンドクサイし。 ただひとつこだわりたいのは、やはり炊きたてのご飯を用いるということだけか。