雲仙福田屋:丸太ん棒の湯
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「ふー。 あーキモチー(濁り酒をグビリ)ふー、やっぱつかれたら温泉たいね。 さて。 風呂上りの一杯のためにサウナで汗でも流そうかな。 ガコン(すると突如後頭部に激痛娘に風呂桶で殴られたのだ)」
あたまをさすりながらサウナに入り、目を閉じる。 大体7、8分経った頃から全体から汗がにじみ始める。 「もうちょっとガマン」とふんばり 、12分経過した頃ドアを開け放ち、水風呂へドボン。 体がバカになっているのか、あまり冷たいとかいう感じはしない。
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1分ぐらい水風呂に肩までつかったのち、再びサウナへ。 一回目とは違い、わずか4分程度で体中から汗がワーっとふきだしてくる。 サウナの醍醐味はここからである。
これを数回繰り返すと、汗がとまらなくなる。 ここであらかじめフロントから借りておいた風呂専用のビニール製文庫本を手にとり、読みふけること20分。 頭がクラッとしたところでサウナから出る。
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こどもたちは丸太から流れ落ちる湯をかけあったり、若干飲んでみて顔をしかめたりといまだ元気ではあるが、ヨメはすこしのぼせ加減になっている。 オイはというと、体が干からびるほど汗かいたのだから、ホントは一刻も早く風呂から上がり、生ビールを大ジョッキで2杯、立て続けに飲み干したい気分であること必至である。
いや、家族を残して自分だけ先に風呂から上がり、一杯はじめようかという考えさえ頭をよぎる。 イカンイカンイカン。
福田屋さんには民芸茶屋「力」とかいう食事処があり、そこの目玉は器が溶岩で作られた溶岩○○である。 子供たちはそれらを一通り注文したので、オイは刺身で一杯やる。
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いわゆるひとつの瓦そばですな。
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付け合せしか食べなかったので味は知らんが子供ウケはよかった。
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ヨメ完食。
いずれも溶岩の器が熱くてジュージューと音をたてる。 その演出効果は味に一役買っているのはいうまでもない。
雲仙福田屋:大変よいお宿でした。