「強2」ウインナー
ウインナーは、ウマイ。
母ちゃんが、弁当のおかずに恒久的に入れていたから、一時期食傷したのではあるが、こんなに便利な食べ物というのもナカナカ無い。
飲んだ! つまみがない。 あ、冷蔵庫のなかにウインナーの袋発見。 何故かシルベスタ・スタローンを思い出しながら、 その2袋が一組になった少々開けにくい袋を切羽詰って歯で食い破り、茹でる。 蒸す。 炒める。 揚げる。 どのように調理してもウマイ。 がしかし、
オイがオススメする調理法というか食べ方は、強2ウインナーである。
「強2?」なんて疑問符が浮かぶことは当然なので、強2ウインナーの説明をさせていただきたいと、存ずる。 まずはそのウインナーの封を破り、ウインナーを取り出す。 そして、適当な器に移し、ご自宅の電子レンジでチンする のである。 それだけ。 でも、その電子レンジの出力を、「強めに設定」しなければならない。 強く、チン、するのである。
我が家のボロ電子レンジには、オートでチンする他、「強め」「弱め」の設定ができるようになっている。 そしてその強弱も、 2段階に調節できるようになっている。 その強弱の、「強2」で、チンするのである。
ブーン、ブーン、パチパチッなんていう音がする中、小窓から、中のウインナーの様子を見守る。 入れる前の、1.3倍ぐらいに、 ウインナーがふくれている。 ときたま、「ボシュ、ボシュー。」なんていう、ウインナーの皮が若干破裂する音がしたらしめたもんだ。
電子レンジのドアをオープンすると、入れる前とは打って変わって、はちきれんばかりの、いや、多少はちきれたムチムチの 汗ばむウインナー現れるハズである。 いやハズである。 それを、つかみ、マスタードとか、塩とか胡椒とか、レモンの絞り汁とかで むしゃぶりつくと、ウマイのなんの。 色んな酒の、つまみになるわけである。
さらに「強2×2ウインナー」というのもある。 電子レンジの設定を、強めに強めにチンするように指令し、 一度チンし終わっても、さらに同じ条件でチンするのである。 要は、チンを2回繰り返すのである。 そうすると、強2だけだとムチムチ豊満ボディーだったウインナーが、 干しすぎたスルメのように、皺シワのお婆ちゃん風になり、こう書くとなんだかかじりつきたくないが、いやはや なんの、皮がウマイ、パリパリのウインナーと、変身するのである。
ちなみにページトップ画像は、強2ウインナー。 ご家庭の電子レンジの機能と相談して、強めにチンしてお試しくださいまし。