縄文人と弥生人:酒が強いのはどっち?

昨日は成人式ということで酒をガブ飲みして頭イタイ人も多いかと思われるけど大丈夫かね。
さておき日本人は世界で最もアルコールに弱い民族のひとつらしい。 ネグロイド、コーカソイドは例外なく酒に強く、酒を飲んですぐ赤くなるのはモンゴロイドだけ、しかも日本人、漢民族、朝鮮半島の人たちにその割合が多いそうな。
モンゴロイドの中でもパプアニューギニア人やオーストラリア、アラスカ、北米民族はネグロイド、コーカソイド並に酒が強い。
「なんで日本人は酒弱いの?」と疑問に思うけど、元来縄文人は飲めたそうで。 それが遺伝子の突然変異で弥生人以降弱い人が急激に増えたというワケで。
アルコールは肝臓で分解され、最終的には水と炭酸ガスに変わる。 その際、アルデヒド脱水素酵素という酵素が重要な働きをするのだが、酒に弱い人はこの酵素が働かない人とも言える。
結果、アルコールから変化したアセトアルデヒドの濃度が体内で上昇し、血管を拡張させ、顔が赤くなる。 さらに脈拍も上昇させるから、胸がドキドキしたり、呼吸数増加、頭痛、吐き気といった悪さをするに至る。
昔はすべてのモンゴロイドがネグロイド、コーカソイドと同じようにこの酵素を持っていた。 だから縄文人は皆酒飲みだった。 何故遺伝子の突然変異が起きたのかはよくワカランらしい。
現代日本でまったく酒を飲めない人の割合は4.2%。 あまり強くない人は39.4%。 合わせて43.6%が酒が強くない人で、先祖は弥生人と考えられる。 それ以外の56.4%は縄文人の末裔で酒に強いらしい。
以上おそらく祖先は縄文人であろう私が昨日読んだ本の中から小話でした。