手作りクッキー | 保育園製
息子の最近の動向で特筆すべき点はこんなかんじ。
後ろ手に何かをかくし持って近づいてくる。 オイの目の前まで来て、「ジャン、ジャジャーン」と隠し持っていたものを得意げに見せる。
別段大したものではなく、これといってコメントできかねるもの(たとえば何の変哲もない石ころやお菓子の空き箱)なんかが多いが、「おっ、おおぉーっ、おー」と、驚いた風に、うらやましげに答えてあげると、喜ぶのである。
そんな息子が晩酌中に今日持ってきたのがこのクッキー。 あまり好きではないが、「食べろ」というのでかじってみると、想像していたほど甘くない。 なんだか遠くでかすかに甘い。 アーモンドチップが入っている。 うまいねコレ。
出所を息子に尋ねてみると、保育園だという。 保育園でもらったのか。 ヨメにくわしく尋ねてみると、このクッキーは保育園のおやつなのだそうだ。 保育園では毎日おやつがでて、すべて給食のおばさんの手作りを出すのがモットーなのだそうだ。 そんなこと、今まで知らんかった。
保育園のおばさんが一体どんな人かは知らないが、多分この味のかんじからすると、少しふっくらしていて、やさしくて、60前ぐらいで笑顔がかわいくて、子供をひきつけるオーラがあり、子供が好きでしょうがないといった雰囲気のオイ好みのおばさんにちがいない。 いやそうにちがいない。 いつもありがとう。
あとでヨメに聞いてみると、この保育園の給食のおばさんというのは、年齢不詳で髪は金髪のマッキンキン。 化粧は厚く塗りたくっているハネッカエリのチャキチャキの江戸っ子風のすごくうるさいババ、いやおばさんなのだそうだ。 でもとりあえずありがと。