銀行のしくみ
銀行はどうやって儲けるのか?
お金を貸し、利子をつけて返してもらいます。 その中から預金者の利子を捻出します。 その差額が銀行の儲けです。 「利ざや」といいます。
企業、個人が銀行に払う利子 - 銀行が預金者に払う利子 = 銀行の儲け
銀行の歴史
日本で銀行という言葉自体が現れたのは、明治時代にはいってからですが、 室町時代の頃には利ざやでもうける人がいました。
近代的な銀行のはじまりは、17世紀のイギリスといわれます。
日本銀行史
- 平安時代末期:お金を貸して高利の利息を取る業者「借上」が現れる。
- 鎌倉時代:土倉と呼ばれる質屋が金融業者の主流となる。 その多くは神社、仏閣と結びついた特権的武士階級。
- 室町時代:土倉は多くの人から利子つきでお金を集め、それを貸し付けるようになる。
- 江戸時代:有力商人が両替商を営むようになる。
- 明治時代:欧米流の近代的銀行制度が発達する。
- 1873~74年:渋沢栄一や三井組など民間資本による国立銀行が4行誕生。 1879年までに153の国立銀行が開設された。
- 1882年:日本銀行設立。 紙幣の発行は日銀のみがするようになる。
銀行の規模
現在三菱東京UFJ、みずほ、三井住友の3つを「3大メガバンク」と呼んでいます。 1970年代には都市銀行が13ありました。
1990年代後半は大手銀行がつぶれたり、合併が進みました。 銀行は合併することにより互いの弱い部分を強め、資本力を高めていきました。
銀行の昨今
利ざやでは儲からなくなってきています。 それは銀行に集まる預金量に比べ、優良な貸出先が少ないからです。 国内の経済は成長せず、優良な企業も工場建設を控えるなど、銀行からお金を借りてくれないのです。
そこで銀行は2000年頃から手数料収入に本腰を入れ始めました。 投資信託の販売などです。
※投資信託:多くの人から集めたお金を専門家が株や債権等に投資し、そこからあがる利益を多くの人に分配するもの。
かつて金利が高い時代があった
1970年~80年代前半には年利が4~5%の定期預金もありました。
それは経済が成長し、景気がよかったためで、物が売れるから設備投資を増やすという資金需要があったから金利も高くなりました。
114銀行
百十四銀行という銀行がありますが、その名の由来は何でしょう?
「銀行」という名前は、財界の大御所、渋谷栄一が付けました。 「バンクとは金を扱うところ」ということで、はじめ考えられたのは「金行」でした。 ところが、 中国をはじめ東洋では、銀本位制がとられていたので「銀行」となりました。 「行」は中国で商店を意味します。
明治5年、アメリカのナショナルバンクにならって日本に国立銀行条例ができ、翌6年に、東京第一国立銀行ができました。 横浜第二、新潟第四、大阪第五と次々に銀行ができていきました。 訳あって、第三は欠けましたが、 これが「ナンバー銀行」の始まりです。
明治15年に現在の日本銀行ができて、銀行券の発行を独占的に行うようになっていく過程で、全国に銀行ができはじめます。 地方の豪商などが、「銀行とはおいしい商売だ」ということでぞくぞく銀行設立を申請しました。
そして申請順にナンバーがつけられていき、それが銀行名となりました。 京都に153番目ができたところで、政府は、これ以上増えるとインフレになると、認可しないことに決めました。
これらのナンバー銀行のうち、現在もそのまま番号を行名にしているのは、第四、十六(岐阜)、十八(長崎)、七十七(仙台)、百五(津)、百十四の六行だけです。
長野に八十二銀行というのがありますが、これは少し話しが違って、もともと長野には十九と六十三銀行の二つの銀行があり、合併する際、2つの数字を足して八十二としました。
読むクスリ13より
メモ
- 日本の個人が所有する預金、株等の金融資産は1400兆円。
- 国は道路を作ったりするのにお金が足りなくなると、国債を発行して借ります。 国債の残高は、国民一人当たり470万円です。