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2007/11/21

七五三と千歳飴

七五三_千歳飴

七五三とは、7、5、3歳の子供の成長を祝う行事であり男は5歳、女は3歳と7歳に神社や寺などに詣でる。(ウィキペディアより

早いものでうちの子らも七五三だ。 袴と着物を着せて、神社に向かう。 時期的にちょうどピークの頃だったので、某神社は753キッズとその親であふれかえっていた。

こういうメデタイことは午前中に済ませるのが吉だと誰かが言い張るのでそれに従わねばならず、休日だというのに早朝起きねばならなかった。 さらに娘は髪をカッコよくしてもらわねばならないそうで、急いで車を美容室に走らせる。  さらに着物の着付けもしなければならないしカーッ、メンドクセエな、753って。

慣れない着物を着て神社の階段を上る子供たちは時折つまづく。 この着物は自前ではなくレンタルであり、汚した場合は別途手数料をとられる。 汚すに決まっているじゃないか。

いざ神社に着くと、お祓いの申し込みをしなければならないとかで、並ばされる。 申し込む際に気持ち程度のお金を封筒に入れて差し出すのが当然というか決まりごとらしく、5千円入れて渡したら「お子様一人につき5千円以上となっております」とか巫女さんが言う。 子供のために5千円払うのは惜しくないが、神様にお祓いしてもらうのに何で5千円以上と決まっているんだよ、300円じゃダメなのか、効力が薄れてしまうのか、その根拠を述べよ、と詰め寄りたくなったが、世の中金なのだ天界も金だということなのか。

無事お払いが済んだ、さあ、家に帰ろう!というわけにはいかない。 今度は写真を撮りに行かねばならない。 写真館へ急いで車を走らせる。 色んな演出道具があり、それをひっかえとっかえバシバシ写真を撮る。 いつのまにかオイは興奮しており「こら、もっと笑え!」とか「そうなんです!今、その傘を肩にかけるんだ!」とか妙な応援になってしまっており、カメラマンが少し迷惑そうだったが我が子が少しでもよく写るためだ許せ。

撮り終わったらどの写真を現像してもらうかを選び、写真のサイズを選び、お金が一枚につきいくらだとか結構法外系の金額を払わされ、仕上がりは一ヵ月後だとか言われ、いっぱい注文してくれたお礼だとかいって、普段の生活にどうやって活用したらよいのか皆目検討もつかないようなブルース・リーが着ているような服のピンクと青色をもらった。 子供たちにこれを着用させる予定はこの先永遠にない。 ヤフオクでも売れるわけない。

写真館を出ると、あたりはすでに薄暗くなっていた。 あー、七五三ってちっとも楽しくない。 今日オイは一生懸命頑張ったよな、よし、じゃあ皆付き合え、鮨食いにいくぞ、なーに、金は嫁が持ってるハズだ。 なんならカードで払ってもらっても結構ですから。

2007/11/14

頭足人間

頭足人間をご存知だろうか。

グーグルで探してみると結構でてくるが、要は幼児が描く人物画のことだ。

はじめはグシャグシャの線を描くだけだったのが、成長するにつれて…というもの。

その過程をスライドにしてみた。

※絵は嫁の話を基にオイが描いたもので息子が実際に描いたものではない。

2007/10/21

まつぼっくり

まつぼっくり

まつぼっくり、天狗の鼻、そしてカラスウリ。

これらは全て、息子の通園用リュックからでてきたものだ。 彼いわく、天狗のハナ(緑のヤツ)というのは鼻の頭にくっつけて遊ぶものらしい。 カラスウリのことを『からすのまくら』と呼ぶのは長崎だけであろうか。 これを割って、足に塗りつけると、足が速くなるという特典が得られるそうである。

まつぼっくりに関しては、すでにコレクションと化していて、息子専用宝物箱の中にギッシリと入れられている。 ちゃんとお気に入りのものもある。

2007/09/23

華麗なる寝返り

次男が寝返りをした。 人生初のことだ。

赤ちゃんと接する機会がない人にはあまりピンとこないことかもしれないが、生まれた瞬間から今日まで毎日見守っているオイとしては、これはかなり大きな事件である。 ましてや次男的にいうと、人生10大ニュースのひとつに数えられるぐらいの事柄である。

ある日突然何の脈絡もなしに、仰向けに寝かせられている次男は、右足を上げて、左側に倒しはじめる。 すると右足の重みによりひとりでに腰が回転し、ついに右足の裏は地面と接する。 現在下半身だけ、寝返っている状態だ。

下半身にあわせて上半身も華麗に回転させて、寝返りを終えたいところだが、これが生まれたての人類にとってはなかなか難しいことなのだ。 寝返りの苦労は、ここから始まるといっても過言ではない。

次男は上半身を回転させようと、若干勢いをつける。 2、3度繰り返すと「ゴロン」と上半身も寝返ることができた。 すばらしい。 寝返りを志してからここまでくるのに約10日を要している。 よく頑張ったじゃないか。

次は、寝返った上半身の下敷きになっている左手を抜き出して、右手のように、上体を保持する支えにしなければならない。 だが、上半身から左手を抜き出すことにも、大変な苦労を要するのだ。 はじめのうちは引いても引いても腕は抜けない。 大体この辺で「完全なる寝返り」をあきらめ、ひと泣きするのがオチである。 見ていてこっちが思わずリキんでしまう。

だから初めのうちは、下敷きの左手を抜き出してあげて、寝返り完了としてあげなければならない。 左手を抜くイメージを脳に刻み込むのだ。 何日かすると、上半身を回転させる際に、左手をあとで抜きやすいような位置にもっていくようになる。 乳児は賢い。

さて。 仰向けからうつ伏せになることができた。 これにて寝返り終了。 万々歳。 ではない。 肝心なアタマが残っているわけだ。 終始頭は左側を向いており、体が寝返りできた今も顔は左を向いたままである。

新の寝返りとは、ここから頭を持ち上げて、観客の顔をそれぞれ見ながら、寝返りの成功をこれ見よがしにアピールしなければならない。 しかし頭は重たいのだ。 首が座ってからまだ間もない上、うつ伏せの上体から頭を持ち上げきれるほど、筋肉、神経系が発達していないのだ。 なのでしばらくは、体がうつ伏せ完了後に、頭を持ち上げようとモガくことになる。

しかし乳児の成長は早いもので、3、4日たてば、頭を持ち上げることができるようになる。

生後4ヶ月にしてこの華麗なる寝返り。 次男、おめでと。

ちなみに、赤ちゃんが色んな動作を覚え、実行するまでにはそれぞれ個人差があるようで、それには体型もかなり影響を及ぼすそうだ(ママ談)。

友人の息子は生まれてからすでに巨大で、近頃1歳の誕生日を迎えたお祝いに駆けつけたところ、まるでミシュランのビバンダムのような堂々たる体躯の持ち主であった。

体が重すぎる故、寝返りも遅く、ハイハイも遅く、この分じゃ歩くのも遅くなるそうだ。

2007/06/09

う、生まれた

飲食するときに、必ず人を誘う人物がいる。

昼飯にラーメンを食べに行こうと誘われた。 しかし、やるべきことがあるのでどうにもいけそうにないと答えようかとも考えたが、それもなんだかかわいそうなので、一緒に行ってやる。

「じゃ、30分後に待ち合わせだぞオイ」

なんて自分で行っておきながら、約束の時間、場所へ行くと、すでにラーメン屋に向かっているとのこと。 基本的に、時間を守る輩ではない。

遅れてラーメン屋に着いたら「あれ、遅かったね。 ラーメンもう頼んじゃったよ」とか言う。 一分たりとも遅れてはいないハズなんだけど、あわててラーメンを注文する。 でもよく考えてみたら、先に一人で行けるのならば、そもそもオイを誘うこともなかろうに。

そしてオイよりも3分ほど早くラーメンを平らげて「人待たせてるんで先に行くね」と店をでる。 一人で行けよ。

晩飯の買出しでスーパーに寄り、食材をたんまり買って帰宅。 子供たちにとりあえずお惣菜をあたえておとなしくさせて、早速晩飯の準備にとりかかる。 嫁はというと、Oggiを読みふけっており、やれあのバッグがどうとかこうとか独り言を言ってる。

嫁は臨月であり、晩飯の支度には一切関わらない。 いや、臨月でなくても、晩飯の準備なんてよほどのことがないとしない。 オイにまかせっきりなのだ。 そのくせ出来上がった料理に文句をつけたりもするとんでもないヤツだ。

ネギを高速で刻みこんでいると「アレ、アレェー?」と嫁の声がした。

キッチンから除いてみると、どうやら破水したみたいとかいう。 破水。 「び、病院さ行くだがや」と、若干取り乱しながらも夕食の準備をやめて、嫁を車へ運び込む。 自宅で生みでもしたら、大変なことになる。 一刻も早く、病院に直行せねば。

お菓子を食いながら紅の豚を見ハマっている息子と娘にどうやら赤ちゃんが生まれるようなので、早く病院に行かねばならぬ。 とにかく車に乗れ! と指令を出すもシカトされたので、2人を小脇にかかえ、ムリヤリ車に押し込む。 息子は事態が若干飲み込めたらしく、おとなしく車に乗るが、娘はいつものワガママ逆ギレがはじまり、パズルをバッグに入れて持っていくという。 どうしてもパズルを持たなければ車には乗らないと、ゴネる。

こんな忙しいときにまたメンドクサイものを持っていこうと思いついたものだ。 バラバラのパズルをかき集め、娘お気に入りのトートバッグに入れる。 「ハイハイハイ、これパズルな。 さー乗れ。」

車をぶっ飛ばして病院へ急ごうとするオイに、嫁は冷めた口調で「そんなに急がなくてもイイよ。 すぐには生まれんし」という。 そうなのか? 水が破したのだろう。 なんだか緊急を要しそうではないか。 オイは子供を生んだことはことはないし、体の中で、なにかが破裂したこともない。 自分が経験したことのない現象に、ビビル。 でもまあ急いで事故ってもしょうがないし、お言葉に甘えて安全運転で産婦人科へ向かう。

病院に着いた。 「先生、赤ちゃんは、嫁は大丈夫なのでしょうか。 なんとかお願いします」とテンパりながら聞いてみると、さほどおおごとではないようだ。 「うん、大丈夫」とキッパリ言う。 子宮口がどうとかこうとかで、まだ生まれないらしい。

ベットに横たわる嫁も、別に痛いとか、苦しいとかいう様子ではないし、ひと安心か。 あ、そういや子供らに晩飯を食わせていない。 弁当でも食わせようということで、3人で弁当屋に向かう。

弁当を下げて、嫁の病室へ帰ると、嫁がいない。 子宮口がどうのこうので、陣痛が始まったとかどうとかで、分娩室にいるとのこと。 なんだよ、さっきまだ生まれないって言ったじゃないか。 ウソつき。 ということで、慌てる。

「看護婦さん、オイたちは一体何をすればイイのですか。 ここで弁当食ってていいのでしょうか?」と聞いてみる。

「え?立ち会わないの?」

と看護婦さんが言う。 イヤイヤイヤイヤ立ち会いません。 長男長女の出産の時も立ち会っていませんから、ここで立ち会えばルールを破ることになります。 今回の赤ちゃんだけ特別扱いというワケにはいかないのですよ。 なんて、妙な言い訳をする。 はっきり言って、怖い。 赤ちゃんが出てくるところや、へその緒を切れなんてハサミを渡されでもしたら一大事である。 胎盤も怖い・・・・。

冷めた横目でオイを見ながら看護婦さんは「そっかー立ち会わないんだー」とつぶやく。 立ち会わない男はダメ人間であると、顔に書いてある。

いやでも2人の子供に弁当を食わせねばなりませんので、なんて答えようとしているところで、オイ母が到着した。 子供たちに弁当を食べさせておいてあげるから、立ち会えと言う。 どうして女というものは男を立ち会わせようとするのか。

断りきれない状況に陥ってしまった。 しょうがない。 それじゃー少し、様子をみてきますよ。 分娩室の扉の向こうからは「うーん、ウー・・・・」とかいう嫁の声と「そー、イーネー。」という先生の怪しい声が聞こえてくる。 やっぱり分娩室に入るのはやめておこうかとも考えたが、せっかくだから、でもちょっとだけ覗いてから逃げようかと思いついた。 分娩室の扉を5ミリほどこっそり開けて覗く。 その光景を一言で表すならば、血だ。

たった5ミリのスキマにうごめくオイの影にいち早く気づいた嫁は「オイ、何見てんのよっ。 閉めろ、出ろー」と叫ぶ。 怖っ。 いやだから、オイは立ち会わないと言ったけれども、周囲が立ち会え立ち会えというから覗いてみただけなわけだ。 一刻も早く、子供たちのもとへ帰って一緒に弁当を食いたい。

立ち去ろうとした瞬間、先生が「オイさん、もうでてきますよー。 入ってきませんか」という。 しかしそれをさえぎるように、嫁は入ってくるな、一人で生むのだという。

看護婦さん、オイ母、先生は、生まれる瞬間を見れという。 生む本人である嫁は見るなという。 オイはできれば生まれる瞬間は見たくない。 今生まれようとしている赤ちゃんは、オイと嫁の子である。 見るか、見ないかは、当人たち次第なのだ。 周りがゴチャゴチャ言ってんじゃねえ。 見られたくないものは見られたくないし、見たくないものは見たくねぇんだ。 よって、立ち会わないことに決定。

弁当を食べている子供たちのところへ戻る。 「赤ちゃんどうだった? 生まれた?」と息子。 「うーん、もう少しだね。 弁当全部食ったら出てくるかもしれないよ」と答える。 このやりとりに反応したのが娘2歳である。 弁当を食べることをやめて、自分もママを見たいのだと言い出す。

まだ見ることはできないよと言っても、どうしても分娩室に自分も行きたいのだと、パズルのときのようにダダをこねる。 そして、大声で泣くのだ。 仕方なく、娘をだっこして、また分娩室へ向かう。 ドアを5ミリあけて、覗く。 娘は「ママ~ガンバッテー」と声をかける。 出産はすでにクライマックスを迎えており、嫁はオイと娘が見ていることも気にすることすらできない様子。 娘は、あたりが血の海状態になっているにも関わらず、臆することなく嫁に声援を送り続ける。 女として、本能的にここが一番正念場だとわかっているのかもしれない。

気が付くと、オイと娘は分娩室内に入っており、娘はオイの腕から降り、力む嫁を見上げながら、声援を送り続けている。 その横でオイは、ボー然と立ち尽くし、少しだけ見えている赤ちゃんの頭を見つめる。

そして、頭が全て露出した次の瞬間、ズボッと生まれてきた。

「ンギャー!!!」と赤ちゃんが泣く。 オイと娘は驚く。

先生は赤ちゃんを取り上げてすぐ、嫁の胸に抱かせる。 赤ちゃんは、少しジタバタしたあと、落ち着く。 ぷっくりとした、元気な男の子が生まれてきたわけだ。

急いで息子をつれて来る。 赤ちゃんと初対面した息子は「おー、でてきたか、孫悟飯~」と、自分で勝手に命名した名前で呼ぶ。

赤ちゃんが生まれる瞬間を見た感想は、血の一言に尽きる。 結局へその緒は切らなかったし、ただ見ていただけだ。 嫁は、オイと娘が入ってくるのを知っていて、また「入ってくるな!」と叫ぼうと力んだ瞬間に、スポッと生まれたのだと言う。 ということは、オイと娘が分娩室に入ってきたからスムーズに生まれたといっても決して過言ではないというわけであり、少し出産を助けたことになり得るのではなかろうか。

ともかく無事に生まれてよかった。

しばらくは、嫁は家に帰ることができないわけだから、オイ、息子、娘の3人で暮らすことになる。 病院を出る際、娘はママと別れたくなくて、ギャーギャー泣いた。 息子は、泣いてないなと思っていたら、必死で涙をこらえていた。 男である。

なーに、ものの6日もしたらママは帰ってくるさ。 それまでは仲良く3人で暮らしましょうよ。 嫁がいないからアイス食い放題だぞと伝えたら、2人ともニンマリ笑った。

2007/05/02

からすもりな息子

息子はマイペースである。

からすみ仕込みに忙しいオイの横に来て、じゃがむ。 「何やってんの?」と聞かれる。 「あのね、カラスミを作ってるんだぜ」と答える。

「からすもり?」いやいや。「かーらーすーみ」「え?からすもりー?」

あー、そうそう。 からすもり。 大して違わないしまあいいか。

できあがったカラスモリを肴に飲酒していると息子が近寄ってくる。 「からすもりうまい?」 すこし食べさせてみる。 息子、大変気に入ったらしく、大声で遠くにいる嫁に「マーマー、からすもりうまいー」と感想を述べる。

再三にわたり、からすもりをちょうだいとせがまれ、その都度食べさせてあげる。 それがヨメにバレる。 「塩分とりすぎ!」なんて健康上の注意をされる。 「大根といっしょにかじってるから大丈夫だし」とスカす。 翌朝起きてきた息子は、いつもよりもやけに顔がムクんでおり、やはり塩分とりすぎだったのかな、なんて少し反省した。

磯遊び

ポカポカ陽気だし、息子をつれて、海にでも行ってみようか。 潮がひいており、浅瀬がたくさんある。 磯遊びには絶好のタイミングだ。 カニが横歩きしている姿に興奮した息子は、それを追いかける。 穴に逃げ込まれる。 はいつくばって穴を覗き込み、カニが奥に隠れているのを確認する。そして小声で「おい、パパ、ちょっとこっちに来い。 カニが隠れているぞ、捕まえろっ!」とオイに指令を出す。

息子は今、またいつものように、何か特撮モノのヒーロになりきっているのだ。 そんなときは、オイに対する言葉が命令口調になる。 オイは「ハッわかりました!」と言われた通り、穴の中のカニを引き出そうとする。 しかしカニだってそう簡単に捕まるわけにはいかない。 穴の奥で、必死にがんばっており、棒きれでほじってもでてこない。 時折その棒切れをはさむのだが、その瞬間こそが、引きずり出すチャンスだ。

しかし何度トライしてみても、カニはでてこない。 その様子にしびれをきらした隊長(息子)は「どれ、ちょっと貸してみろ」と、棒きれを指差す。 棒きれを渡す。

棒きれを穴に差し込んだ息子はこう言う「カニー、はさんでー」隊長は、カニと会話ができるのである。 オイは力ずくでカニをほじくり出そうとした。 隊長はカニにその大きなハサミでちょっと棒きれをはさんでみてくれないかとお願いした。 なんだかイソップ物語の北風と太陽を思い出した。

2007/04/30

初節句は檀流で

sekku

姉の子供が初節句を迎える。

「寿司をとって、近所の居酒屋に刺し盛りをお願いして・・・、ピザとケンチキも手配しとこうかな。 さてあとはどうしようか?」と姉が言う。

チョイ待て。

せっかくの初節句、自ら手料理を振舞わなくてどうするんだ。 あなたのカワイイ息子のために、皆それぞれ足を運んでくれるのでしょう。 少しは自分で作りなさいよ。 わかった?

といってみても、まるでヤル気はない。 「だってさーメンドクサイじゃん。」

んもームカツイタ。 大事な甥っ子の為、オイがひとつ手料理っちゅうものがなんたるものなのかを教えてあげようではないか。 うまく作れなくたっていいんだ、見た目が悪くったってイーんです。 手作りでもてなすというところに、意義があるのだ!

どうせやるならば、あまり皆が食ったことがないようなものであり、なおかつウマイものを作らねばならぬ。 さて何を作ろうか。 うーん、中華。 中華だよ。

愛する檀流クッキングには中華風が多い。 しかも珍しげ。 具入り肉チマキなんて節句にピッタリじゃないか。 前菜用レバーや、ツユクナムルなんてノンベエにきっと喜ばれると思うし、鶏の白蒸しを丸ごと一匹供すると、豪華でないの。 ちゃんぽん東坡肉を作って長崎らしさをアピールし、杏仁豆腐はきっと子供らも好きなハズ。

よっしゃ、これ全部作ってみようっと。 材料費は、オイのおごりですたい。

2007/03/19

嫁化する娘

はぁー娘ってなんてかわいいのだろう!!

夕食のときは隣に座り、お互い酒の肴をつまみながらビールと牛乳で乾杯! 時にはお酌までしてくれるというサービス。

寝る時は寝室まで手を引いてくれて逆エスコート。

洗濯籠に汚れ物をシュート! おしいっ! はずれたっ! なんてときには、トコトコと向かい、洗濯籠へきちんと汚れ物を入れてくれる。

お風呂へ一緒に入ると「ハイ、頭洗って。 横っちょも洗ってねー」と、自分がいつも言われているように指図してくれる。

オイの息子、すなわち娘の兄には、まるで母親のように接する。 「あーまたこぼして。 ちゃんと自分で拭きなさい」だとか「お菓子ばかり食べちゃダメ」なんて口うるさく言う。

だんだん成長するに伴い、オイに対しても小言が多くなってきた。

「あーけむたい。 タバコはベランダで吸いなさい」「この部屋男臭ー(祖母のマネ)」「いつまで飲んでんのよ!」「(携帯に電話がかかってきて)早く帰ってきなさい!何時だと思ってんのよ。」「遊びに連れて行け」

まるで嫁である

お風呂に何歳まで一緒に入ってくれるのかとか、決して嫁にはやりたくないだとか、やっぱり反抗期ってあるのかなとか、イロイロ月並みな想像もしてみるけども、ともかく娘がいてよかったな、って実感する毎日。 3人目の子は男だと判明したけれど、もう一人ぐらい女の子欲しいなって思うほど、女の子ってカワイイし。

2007/01/21

ヤクルト:容器のひみつ

ykrt

近頃我が家ではヤクルトが人気だ。

一度飲んでから味をしめた子供らは、風呂上りの一杯として、ヤクルトを欲する。 オイがビールをグラスに注ぐと、子供らもヤクルトをグラスに入れてから飲みたいと言い出す。 なので、ショットグラスにヤクルトをお酌してあげてから、ビールとヤクルトで乾杯をかわすのが最近のはやり。

ヤクルトと姿形がよく似た他社製品にこっそり替えてみると、一口飲んだだけで「これはヤクルトじゃなかたい!」と見破られる。 子供の舌って敏感だ。

以前聞いたことがある話では、ヤクルトの容器の形状にはちゃんとした意味があって、乳酸菌が一番繁殖しやすい形状に作られているのだとか。 この容器の形があってこその乳酸菌なのだとか。

ヤクルトの小さな体にはこんな秘密が隠されているらしい。

2007/01/17

犬の日(戌の日)とは何?

inunohi

戌の日というのをご存知だろうか。

犬(戌)は一度に子供を沢山生みながらもきわめて安産である。 それにあやかり妊娠5ヶ月程度になったときにお参りにいくというようなお話。 

戌の日参りにいくのはもう3度目で慣れっこである。 お坊さんが腹帯をお払いしてくれるのを、夫婦共々神妙な面持ちでじっと待つのである。 無論、妊娠5ヶ月になる妊婦さんというのはオイヨメだけではなく、沢山の妊婦さんたちが戌の日のお参りにきているわけだ。 中には1人目2人目のお子さん連れの方もおり、お払い中にお寺の中で必死になって遊んでいる。

静寂の中、お坊さんがナムナムと腹帯のお払いをしている。 ときおり「キャキャッ」とかいう子供の遊び声が聞こえる。 しばらく経つにつれて、その遊び声はだんだんと大きく、激しくなってくる。 「トォーッ」とか「ガッハッハー、ブリッ」とかエスカレートしていき、ついには仏像の頭をペチペチ叩きはじめたり、鈴をチンチンと鳴らしたりしはじめる。

保護者は顔を赤らめながら小声で「やめなさい、やめなさいよ」なんて言ってるが、そんな言うこと聞くわけがない。 ついに保護者はキレて「やめろっつってんだろオ?」と凄む。 仕方なく子供達は座る。 オイの横にもひとり座った。

となりの子供、正座をしてはいるものの、退屈でしょうがないといった顔をしている。 目が少し合ったので、白目をむいて笑わせようとしてみる。 「クスリ」と若干ウケた。 気をよくしたオイは、その他自分ができる全ての顔芸を駆使し、子供を笑わせようとしてみる。 「ブブブブ・・・」と、笑いをかみ殺しながら子供は耐える。

瞬間、小指を思い切りひねり上げられ激痛が走る。 やってることがヨメにバレたのだ。 これにて無音の中で繰り返されていた顔芸遊びは終了となった。 しかしお払いって結構長いこと時間かかるものだね。 今の気持ちは、おそらくとなりの子供とまったく同じだと思う。

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