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2017/06/03 品々

備前焼で酒が旨くなる

備前焼 夢幻庵

まだ日も落ちないうちから今宵の宴会を企てるのは楽しい。

出席者の年齢、好みに合わせた店選びにはもちろん自分の主観も大いに入れる。 「あの人肉が好きだって言ってたなそういえば、じゃあ牛タンでも喰うか、あそこの地下街に仙台の店あったっけ」といった具合。

意外にすんなり店選びが終わったらあとは予約するだけ。 ところがいくら電話を入れてもいっこうに出る気配がない。 もちろん今日は営業日のハズだが出ない、いくらかけても出ない。 そこで仕方なく次の店選びをはじめる。

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2017/04/27

あの店どの店

鶏たたき

「たまに飲み行ってた小料理屋が無くなってたんだよね」

という話を行きつけの酒屋でこぼした。


酒屋(以下A):「ん、もしかして初天神の事それって?」

オイ(以下Z):「どうしてわかったの!?」

A:「あそこね、ウチから酒取ってたのよ。 最近閉めた店といったら、あそこしかないかなって」

Z:「なるほどね。 でも結構流行ってたんでしょ、どうして閉めちゃったのかしら?」

A:「それがねえ、これウチのお客さんから聞いた話なんだけど、なんでも北海道で店出したらしいのよ」

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2017/04/25 雑記

あなた幸せ者だ

海老

以前食通の知人に博多の鮨屋を紹介してもらった事があった。 なんでもイチオシだとのこと。

いざ向かえば、結構な大店である。 つけ場内には戦隊ヒーローのように板前がズラリと並んでこちらを見ている。 中でも目についたのが、真ん中のいる恰幅の良い若者であり、その奇抜な髪型、そしてなによりも着用している白衣から目を離せなかった。

その理由は、あたかも暴走族の特攻服みたいに、原色系の刺繍で埋め尽くされていたからだ。 もはや白い部分が少ない。 あっけにとられて席にもつけず、ただ呆然と、何と刺繍されているのかをただただ読むしかなかった。

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2017/04/18

え、長崎で飲んだ帰りのお土産は何が良いって? それなら志乃多寿司でカブっちゃいなよ!

志乃多寿司長崎

夜桜を腹一杯見物し、酒もたらふく飲んで、少し酔いも冷めるかなと歩きながら目指したのは銅座にある志乃多寿司。 もう何十年も、呑んだ後のシメとして利用させてもらっている老舗だ。

店構えは、知っていなきゃ通りすぎてしまうほど小さい。 店の中がまた、カウンター数席ばかりの鰻の寝床。

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2017/04/14

タタキで一杯:ぢどり屋 三味

ぢどり屋 三味

長崎思案橋の飲み屋街、そこにポツンと佇ずむのは「ぢどり屋 三味」。

決して目立つ店ではない。 でもその看板が前から気になっていたのは、つまり地鶏のタタキが好物だからだ。

入口から中の様子はうかがえない。 さらに周囲は喧噪まみれだから中が賑わっているのかそうでないかも検討がつかない。 つまり、初入店にはいささか敷居が高い店なのである。

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2017/04/03

稲水器 あまてらす

稲水器 あまてらす 名物 刺し盛り

日本酒の品揃えが豊富な酒場」というのも昨今増えてきた(ザンネンながら長崎の話ではない)。 もはや銘酒をズラリと並べておくだけでは競争に勝ち残れない。

稲水器 あまてらす」も又、日本酒にめっぽう強い店である。 この東池袋一帯は、最近新宿で飲む機会が多かったせいか、とても落ち着いて見える。 店に入ると客も静かにグラスを傾けているしっとりした空間だった。

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2017/04/01

職人~出禁の流儀

月だ

職人:「ホラ、あの店行った事ある? あの地下降りてって右の、狭い・・・」

オイ:「二三回ありますかね」

職人:「あの店酒の揃えも良くていつも混んでてネ、良い店なんだけどネ、出禁なのよ俺(笑顔)」

オイ:「なな何があったのです?」

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2017/03/30

店も水物

タキギヤの仕事

「あれ? こんな店だったっけ」

大好きだったあの店も、気が付けばなんか、前より居心地良くなく次第に足が遠のいて、ついに全く行かなくなる。 こういう経験をした事がある方も多いだろう。

以下最近の実例をふたつ。

そこまで出しゃばるか

燗酒専門店である。 珍しい業務形態だがいつもお店は賑わっている。 店主は酒に博識な上律義で人当たりも良く料理も旨い。

ところが近々、会話に割って入られる事が増えてきて、めんどうなので行かなくなった。

ビールの温度について

ビアバーで飲んだ、エビスがやけにぬるかったという話をしていた時の事である。

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2017/03/20 雑記

当たられ屋

当たられ屋である

ホロ酔い気分の3人は、飲み屋街を歩いていた。

そのうち初老のひとりが、階段を下りた勢いでよろけ、目の前の看板を足でひっかけ倒してしまった。

幸い本人も看板も、ダメージはない。 ひとりは看板を元のように起こし、もうひとりは初老の脇を抱えて立ち上がらせた。 そして再び三人は、楽しく肩を並べて練り歩く。

突如背後から威勢の良い声がした。 よく耳をそばだてると「オイ、ちょっと待て!」と言ってるようだ。 どうやら我々に向かって発しているらしい。 振りかえれば、男が二人走ってきた。

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2017/03/18

餃子の清ちゃん

清ちゃんの餃子

メニューはビールと餃子のみ。 ハツラツとしたオカミさんがひとりで切り盛りして早51年、これぞ広島屈指の人気店、清(せい)ちゃんだ。

昔は旦那がやってた店なんだけど、亡くなってからは私一人でやっとるんよ(ニコッ)。

5時の開店を見計らいその30分前に予約の電話を入れるもつながらず。 そこで開店して即電話したらオカミさんが出たものの「ゴメン今日一杯なんよ~」と入店すらできず早2年。 ついにチャンスは巡ってきた。 もはや、

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