店の最近のブログ記事
老舗風唐揚げ
人を待っていて少し時間があったので、何年ぶりかに江戸善へ寄った。 江戸善は長崎の飲み屋街にある老舗で、鶏一本で勝負して何十年になる名店である。 やはり唐揚げとビールを注文する。
皿に小ぶりな唐揚げがいくつか乗り、脇にキャベツが盛ってある。 ビールをグイと飲んでから、すかさず唐揚げをつまみ上げかじりついたらポリボリとした衣の食感が心地よく、見た目ほど味が濃くなくてすんなり胃に納まる。 またこの大きさがよい。 ビールのために最適化された唐揚げだという印象を受ける。
普段作っている唐揚げについては以前記したが(鶏のから揚げ)、江戸善風に作るとなれば、どんな感じになるかなあ・・・。
江戸善の鶏はパーツが小さいところを見るとヒナ鶏なのだろうか。 肉屋に置いていなかったから、普通の鶏モモ肉をいつもより小さく切り分けて使うとして味付けは・・・どんなジャンルにしろ、老舗というものは小細工がなく王道を堂々と歩んでいる。
Lじゃろ
新学期にむけて、小学生組(長男長女)の体操服を新調することにした。 校指定の店がいくつかあり、そこで校章入りの体操服を購入することができる。
今回向かったのは、この地に店を構えて何十年という駄菓子屋件生活雑貨用品店で、八十代のおばあさんがひとりで切り盛りしている。 店の戸をガラリとあけて、「こんちは、体操服ください」と声をかければ、奥からおばあさんがでてくる。
長男のものは先日家内が別の店で購入してきたので、今回は長女のものを買う。 家内にMサイズを買ってくるよう言いつけられている。
「Mをください」
おばあさんに伝えると、隣にいる長女を足先から頭のてっぺんまで見回してから「この子ならLでよかじゃろ」という。 「いやでも、これまでSサイズを着ていたので、次はMを買ってくるように言われてるんです」と返事をしたら、それでも「Lじゃろ・・・」とおばあさんは言う。 「ですかねえ・・・」
八月・・・
慌しく過ぎたこの夏だった。
八月も残すところあと二日、寂しい・・・。
とはいっても、今年はなんだか梅雨明けしてからが梅雨っぽかったような印象があり、妙に蒸し暑かったこともあって、なんちゅうかこうイメージしている夏っぽくなかったというか、あまりピンとこない日々が続いた。
八月のほとんどを関東ですごしたところで以下メモとして。
美登里
もとは横浜の老舗料亭だったのが、とある理由で銀座に越してきた、という店。 次々と盆に出される突き出しはどれも酒の旨さを十二分に引き立てる。
店主力石氏にお願いすると、様々な飲み口の酒を供してくれる。 澄んだトマトジュース、骨抜きをしたハモの薄作りという謎多き品が、今でも頭を悩ませている。
大甚
店に入ると長テーブルがズラリと並んでいて、どのテーブルにも客がギッシリ座っている。 ガヤガヤ楽しげな会話が飛び交う。
台の上に様々な酒肴が盛られた小皿や鉢が並んでおり、その中から食べたいものを自分で取る。 純和風の一品ばかりで、店内にデンと据えられている賀茂鶴の樽との相性は抜群である。 この賀茂鶴がまた、髪が逆立つほど旨い。 刺身は専属の職人が立つ厨房の前に並べられている。 大衆酒場だというのに、ヒラメは天然ものだったりする。
肴をつまみながら呑み、しみじみ味わった後に猪口をテーブルに戻したところ、 そのタイミングに合わせたかのように「うまーい・・・」という声がした。 声の主は、片隅で飲んでいる老人だった。 こちらを見てニヤリと笑っている。 「こんな旨い酒呑んだことないです」と言えば、 「ここでしか飲めない酒だよ」と老人。 彼は時折店主と仲よさげに言葉を交わしながら、「こんな旨い刺身をこの値段では普通食えない」とか、 「この店のテーブルは全部ケヤキ製だ」等という「大甚こぼればなし」を聞かせてくれた。 きっと古くからの常連なのだろう。
猪原金物店
創業明治10年、九州で二番目に長い歴史があるという金物店が「猪原金物店」である。
存在をウェブで知り、機会をうかがっていたところ、先日ようやく行くことができた。 島原城のすぐ近くにある。
五島本陣
10年ぶりぐらいになるだろうか、長崎市浜口町にある焼き鳥屋「五島本陣」に行ってきた。 今は無き名店「まるや」の店主と一緒によく通った店だ。
のれんをくぐると、昔とすこしも変わらぬ大将と女将さんがいた。
「10年ぐらい前にですね、よくこちらに来させていただいていたんですよ。 店の前を通っていてなつかしくなりましてね」 大将は覚えていないようだ。
串を一通り注文したら、大将は特注の巨大な角型七輪で串を焼きはじめた。
ピュロロロロ~
とある料理屋さんの主人は、利き酒師だ。
「かっこいいですよね、オイもいつかはなりたいです」といえば、「利き酒師には誰でもなれるよ、ただ、本当に酒の味がわかる人間にならないとね。 私は今でも修行の最中」という返事だった。 どんな業界にでも当てはまる話だと思った。
ひと段落した主人は、この度はじめて入手した銘柄の一升瓶を取り出して封を開け、味見をはじめた。 オイは飲みながら、その様子をじっと眺めていた。
よくある利き酒用の2重丸が入った猪口を使うのではなく、薄く透明なショットグラスを用いている。
樽
元々は酒屋で、居酒屋になって数十年。 各地の日本酒をズラリ取り揃え、毎日常連客で賑わっている。
こんな情報を仕入れ、その日の夕方店探しに出かけた。 そしたらなんと、たまに行くホルモン屋の並びにある店だった。 飾り気のない看板に小さな店構え、外から店内がよく見えないこともあり、これまで見過ごしていたのだ。
戸を少し開けるとガヤガヤと客の声がする。 ちょうど大将と目が合ったので「ひとりですけど入れますか?ていうか満員ですね」と伝えると「あちらがひとつ空いていますよ」と、L字型のカウンターの端を指して言う。 ツイてる。
少し狭いがこれも味のうち、いやあ、それにしても年季の入った店だなあ。 木製の角が丸まったカウンター、やけに低い天井、昭和の匂いがプンプン漂う和風木造建築で、照明ひとつとっても、いまどきこんな型をしたものは売られていない。
壁面はびっしりと小さな酒樽、一升瓶で埋め尽くされており、店の奥には某銘柄の名が刻まれた、とても古そうで重厚な看板が掲げられている。
客の7割は50代以上のおじさんである。 日本酒飲む雰囲気としては申し分ない。
うすはり
日本酒に強い居酒屋だという。
このあたりの酒飲みならば知らぬ人はいない店なのだとか。
入口にはエビスのたて看板があり、そこには今日のオススメが記されているのではなく、入店に際し、いくつかの諸注意がある。「1、全席禁煙。 2、大声で騒がない。 3、ベロンベロンに酔わないこと」 かなり低い位置に丸い酒林が吊るしてあり、それを避けるようにして店の中へ入る。
日本酒の一升瓶がずらりびっちり詰められた大型冷蔵庫が、3台並んでいる。 その様はまさに圧巻。 全国の蔵元の前掛けが壁面を埋め尽くしている。
とりあえずエビスを一杯注文し、メニューを眺める。 各種珍味から焼き魚まで、日本酒に合うサカナが集結している。 全部メモりたかったぐらいだが、早く飲みたいのでそのヒマがない。 おっとここでまた嬉しい情報が。 「当店は牡蠣にも自信あり」と書いてある。 生牡蠣は各産地のものを取り寄せていて、カキフライは人気のメニューなのだとか。 嬉しすぎる。
気がついたら目の前に突き出しがあった。 それを見て思わずニンマリしてしまった。 突き出しは、しじみの味噌汁だったのだ。 飲んだ後のシメとして味噌汁をススルことはあるが、飲む前にススッテしまうとは・・・しかも酒飲みには嬉しいシジミときた。 この店、イイ。

最近のコメント
オイ on 「鮭」風「鯵」: 「寒干し豚バラ」旨そ
ミジンコ on 「鮭」風「鯵」: うわぁ、ほんとに高橋
オイ on 福砂屋のカステラを・・・: ありよさん、すごい!
ありよ on 福砂屋のカステラを・・・: うちで探してたら、記
オイ on 福砂屋のカステラを・・・: 福砂屋を周囲に配ると
Pauhana on 福砂屋のカステラを・・・: 私もカステラといえば
オイ on 福砂屋のカステラを・・・: ほう伊達巻がですねえ
ありよ on 福砂屋のカステラを・・・: 多分、伊達巻きが「カ
オイ on Lじゃろ: 小店はどんどん無くな