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2006/08/27 おかず

エセ角煮まんじゅう

kakunies

角煮まんじゅうとは、長崎卓袱の中でもスターであり、近頃全国的にも長崎名物として知られるようになったオイシイ食べ物ではあるけれども、そんな角煮まんじゅうも、作り方によっては、マズイと言い切る。

お盆に田舎に帰省したときのこと。 どんなに食べ物が豊富にあろうとも、とりあえず寿司を頼んでしまうのは、ばーちゃんの習性として黙認するが、今回我々を出迎えようとばーちゃんが88歳にして新たに挑戦したおもてなしに、自家製角煮まんじゅうがあった。

そういえば去年、檀流の東坡肉の作り方を伝授した覚えがある。 それをこの夏、マスターしたのだばーちゃんは。

おそるおそる、少しハニカミながら、角煮まんじゅうを3個お皿にのせて運んできたばーちゃんは、オイらが口にするまでその場を離れない。 オイと、息子は各一個づつ角煮まんじゅうを手にとり、ガブリとやる。

「くーっ、マズい。」

そもそも角煮の作り方がてんでいけない。 ばーちゃん、忘れたのか? トンポーロを作るんだよ。 檀さん直伝なんですよ。 そこんとこしっかりやってくれないと困るんですよ。 だってこれは角煮のまんじゅうですよ角煮の。 角煮が、肝腎、なんですよ。 と、申しますか、この煮ブタは味がしませぬ。 しいて言えば、水の味がしまする候。

さらにひえー、なんだこのまんじゅう生地。 フワフワでなくスカスカ。 これはまんじゅうていうか、麩(フ)ですな。

いやしかしばーちゃんを目の前にして、そんな酷評できっこない。 顔色ひとつ変えてもかわいそうだ。 ここはひとつ、耐えるんだ。 オイは大人である。  「うん、ばーちゃん、よくこんなの作れたね。 いい線いってるよ。 おかわりないの?」こんなもんで上出来であろう。 そしてやんわり、「も少し角煮を煮たら、も少し味が染みて、もっと美味くなるかもね。」と伝えた。

ばあちゃんは喜んで去る。 その間、実は息子が「マズー」なんて言わないか、ドキドキしていた。 前に息子は某ちゃんぽんチェーンのお店のちゃんぽんを食べて、「うえ、まずい、まずー。」をはっきり店員が聞き取れる声で連呼したことのある、まったく空気が読めない男である。 要注意人物であるからだ。 しかし、そんな息子もだまっておりこうに完食していた。

あとで聞いた話、そのマズい角煮自体はばーちゃんが作ったのだが、まんじゅう生地は、どこかの直売所から、購入してきたのだそうな。 安くて、オマケもしてもらったのだそうな。 それを聞いたオイは、マズさの責任を、まんじゅう生地のせいにすることにした。 だってまんじゅう生地もマズいことには変わりないんだもの。

「ばーちゃん、さっきの角煮まんじゅうね、角煮はともかくまんじゅう生地がね、もうひとつだったね。 何? あのまんじゅう生地は、ばーちゃんが作ったものではないの? そーなのー。 いやどーりであまり美味しくないまんじゅう生地だと思ったよまったく。 まんじゅう生地さえ上等のものを使ったら、また違った味になったろうね、ばーちゃん。」

まんじゅう生地を作った方、悪く言ってごめんなさい。 でももう少しちゃんと作ってください。 そしたらまたばーちゃんに買いにいかせるから。

2006/07/12 おかず

先の唐揚げ

tebaage

最近息子の食欲がない。 考えられる理由としては、保育園から帰ってきてすぐに食べるアイスかはたまたクルミパンか。 とにかく、晩飯の食いつきが悪いのである。

こんな時は、息子の大好物である手羽先料理を晩御飯にすると、ガッつく。  ひとりで何本もの手羽先を平らげる。 我が家の手羽先料理の定番といえば、檀流クッキングの手羽先料理3品なわけだが、息子も当然大好きなわけで。 でも、最近やけに暑いから油モノ食べて体力つけておかないとお遊戯会もヤバいかなということで、今日は手羽先の唐揚げということにした。 オイのビールのつまみにもなるわけ。

晩飯前の風呂に入っていると、ヨメの怒鳴り声が聞こえる。 こっそり除いてみると息子が反省のポーズをとっている。 事情を聞くと、嫁が手羽先の唐揚げを指差す。 よく見てみると、手羽先の唐揚げ全てに、かじった跡がある。

息子はこの日調理した手羽先の唐揚げ全ての、一番肉のある部分、すなわちかじりやすい部分だけを、食していたのである。 どれを見ても、真中だけ肉がかじり取られている。

それを見て、爆笑のオイだったけど、ヨメはすごくそれが気に入らないみたい。 普段はおおざっぱなのに意外とどうでもイイことに細かい。 そうして息子は反省を命じられていたわけ。

まあいいじゃないですか。 だって手羽先は骨あるから食いにくいし。 息子的に一番ベストな方法で、一番おいしい部分だけを食べたのでしょう。 一応能率イイねキミと、褒めておこうではないですかヨメよ。

2006/06/23 おかず

妙に美味い白身魚のフライ

siromisakana

スーパーメンチカツが売られているスーパーには他にも多種多様なお惣菜が売られているが、中でもオイのお気に入りに白身魚のフライというものがある。

といっても何か特別なものではなく、ホカ弁のり弁に入っているあの白身魚のフライと姿形は同じようなものである。

がしかしやけに美味いのコレが。 買って持ち帰ってチンなんかしてはいけない。 家にあるソースなんかをかけてもいけない。 冷たいまま買ってきたそのまま食うと、ウンマイのこれが。

フライなのにべっとりとした衣になんだかほのかなチーズのような香りがするわけだがこれが病みつきへのきっかけになったわけ。 だが決してチーズが入っているわけではなく、何の魚かもわからず、どこで獲れた魚かもわからず、いつどこで何度揚げられたものかもわからないというこの白身魚のフライが大変お気に入りなわけである。

しかし、ウマイからといって決してご飯のおかずとしてや、酒の魚として買い求めてはいけない。 おそらくあまりのマズさにビックリするかもしれない。 実証済みである。

この白身魚のフライは、ご飯時ではなく、3時前頃に白身魚のフライ単独でかぶりつかないと美味しくないことがハマって7日目に解明されたわけである。

さ、今日もヨメに買ってきてもらおう。

2006/06/04 おかず

朝の友

asanotomo

アジの一夜干しにワカメと豆腐の味噌汁。 お漬物に海苔15枚。 さらに卵と納豆さえあれば、ベストな朝食を食えるわけですが、いつも毎日そんなベストセッティングができるわけがないわけであります。

自宅で宴会をして朝方まで騒ぎ、いつもより少し遅めに目覚めてなんか食おうとキッチンへ向かうと、時折その散らかり方というか荒れ方にしばらくボー然ア然とすることがあるわけです。

しかし只ボー然ア然としているだけではなんにもならないので片付けはじめます。 「一体誰がこんなに何十枚もの皿食器を使ったんだ? 昨日何を食った?」なんて重い頭で考えながら洗い物をしていると、ウチの子が起きてくる。 親として、朝メシを食わせてやらねばなりません。

さてそれではアジの干し物を冷蔵庫からとりだし、「アラ、無い。」やはりたまに切らしてしまう場合があるのです。 そんな緊急事態の際登場するのが、この魚肉ソーセージなワケであります。

普段は冷蔵庫の中に入れてあっても見向きもされない、食おうという気すらおきない魚肉ソーセージなわけです。 洋風朝食の花形であるベーコンと比べてみても、なんだか粗末に扱われている感がある魚肉ソーセージなわけです。 こんな魚肉ソーセージを外袋から取り出し、表面にぴったりと張り付いたビニール製のボディ・コンシャスの一部を歯で食い破り、ズルズルと脱がすわけです。 そうして適当に切りわけ、多めに油をひいたフライパンを中火で熱し、揚げるように焼いていくわけです。

もちろん洗い物をさばきながらの炒め作業となるので、時には黒焦げにしてしまい、一からやり直さなければならなくなったりもするわけです。 なので横目でチラチラフライパンの中の魚肉ソーセージを意識しながら、洗い物を進めるわけです。 そうして「もうこれ以上炒めたら焦げるでワシ。」というギリギリのところまで炒めて、「ハイ今日の朝食は魚肉ソーセージですけんね。」と、子に差し出すのです。 ちなみに子は、その充分炒められた魚肉ソーセージに醤油をふりかけ、さらに時としてマヨネーズをニュルニュルとかけて、食べるわけです。

2006/02/17 おかず

マルアジの開き

maruazi

刺身にしろ、焼くにしろ、最近ちっとも魚に脂がのってない。 サバは〆サバにしても脂まったくなし。 アジを焼いても脂なし。 悲しい。

だけどこのマルアジは、脂がのりまくっているのであります! なぜか。 自分で一夜干しをこしらえて、焼く。 すると脂がボタボタボタッっと落ちて、白い煙がジューっと上がり、近所中の猫が寄り付いてくるんじゃなかろうかという非常に食欲をそそるイイ臭いの充満するとさね。 安いしウマイということで、急遽魚屋で買いだめして一夜干しにして、冷凍ストックを作っておこうという計画さね。

この時期どうしても白子や真子がはいるので魚が美味しくなくなるんだけどこのマルアジだけは別格。 絶対美味い。 普段は味のニセモノ扱いされているかわいそうな魚ばってん、美味い。 でもその理由を知りたい。

2005/11/19 おかず

【お気に入り】脂が乗ったサバはシメサバだけでなく「塩鯖」にしてみんね!

saba_yaki

改めて良さを再確認させられたものがある。

それはプリントゴッコ。 戸棚の奥ーのほうから発見したとさね。 試しにピカッてやってみたら、こいがまた久しぶりやけん楽しかのなんの。 今年はPCやめてこいで年賀状作りに励むことにしたとですバイ。

あ、サバの話ばしたかったっさ。

なんの変哲もない焼きサバ。 マサバばブツ切りにして薄塩して焼いただけ。 こいがね、もうビックリ。 ウマイのなんのって。 ここんとこ4日間毎日の朝ご飯のおかずとして食卓にのぼるワケばってんね、寒ーなってきてさ、脂のノリかたのハンパではなかと。

特に腹の部分は言葉では表現できんごたる旨さのある。 できれば腹の身だけば全部食うてしまいたかぐらい。 いつもはほどんど〆サバにして酒の肴にするとばってん、「サバば焼く」ていうシンプルな食い方にオイはチョット、感動しとるとです。

旬のモノは旨かよね。 ヒトは旬のモノば食うべきですバイて感動しながら焼きサバ入りおにぎりばせっせとこしらえるオイじゃった。

2005/11/08 おかず

スーパーメンチカツ

mntku

オイはスーパー徘徊が好きさね。

たまにヨメについていって、物色して回るとよ。

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