息子7歳の誕生日
先日長男は7歳になり、いつものように誕生日会をはじめた。
「バカバカバーン」とクラッカーを盛大に鳴らすのが好みなので20個ぐらいいっぺんに鳴らしてみた。 これでは爆竹だ。 食べたい料理の候補を前もって聞いていたので言われたとおりに作った。
まずギョーザ、そしてバッテラ、チャーハン、ここでオムライス、納豆汁でしめるということだった。
チャーハンとオムライスってまた米々したものばかりチョイスしやがって・・・ていうか全然お祝いっぽい食卓ではないな。 もうちょっとなんかこう、お客が喜ぶようなものを作るとして・・・牛テール仕込みのビーフシチューをふるまうことにした。
急遽テールを買いに行く。 ケーキはカミさんが用意しているハズだ。
誕生日のプレゼントはというと、昨年は3つの候補があり、結局孫悟空に決定した→息子の誕生会。
今年はもうすでに欲しいものが前から決まっていて、候補もへったくれもなく、ただそれのみを、欲しい欲しいといわれてきた。
長男が欲しかったもの、それはニンテンドーDSi。
カミさんはDSを買い与えることに若干難色を示していたが、なぜか息子がDSついてやけに詳しく、DSの面白さ、有用性を熱くプレゼンしてくれたので買うことにした。 未来のある話だった。
未来のある話といえば、最近読んだ本に、アルピニストの野口健についての話があった。
野口さんは亜細亜大学の一芸入試を受けることにした。 一芸入試とは、学力試験はなく、試験官に一芸をプレゼンテーションして選抜されるものだ。
当時の野口さんはこれといって誇る事がなく、どうやって自分をアピールしようかと考えたがやはり何もない。 なのに他の受験生たちはインターハイで優勝したとかコンクールで入賞だとか輝かしい経歴を披露している。 野口さんは考えた。 そしてこのように結論を出した。
「みんな過去の自慢話じゃん」
そこで未来に目をむけた。 野口さんの順番がきて、次のように書き出した。
- 1990年 8月 ヨーロッパ大陸、モンブラン登頂!
- 1990年 12月 アフリカ大陸、キリマンジャロ登頂!
- (リストアップはさらに続いて・・・)
- 1997年 5月 アジア、チョモランマ登頂!!!
「私を大学に入れたら、これを実行します!」 7大陸の最高峰制覇を期限入りで予告したのだ。 他の受験生とは全然違うプレゼンテーションに試験管たちは身を乗り出してメガネをはずし、拍手喝采! 合格した。 その後野口さんの活躍は誰もが知る通り。 予告どおり、史上最年少で7大陸の最高峰を制覇した。
SKILLよりもWILLに賭けたという話。
山田ズーニー:あなたの話はなぜ「通じない」のか より個人的に編集
まあ、息子のプレゼンはこうまでしっかりと未来のある話ではなかったのだが、普段よくがんばっているし、希望にこたえることにした。
(more…)RFID
息子のために注文しておいた小学館の図鑑がようやく届いた。
寝る前に少しずつ読み進める予定だ。 うーん表紙を見るからに面白そう。
「あら?」
一番最後のページになにやら薄い金属板のようなものがついている。 もしかして付録? そうだとしても何これ?
切り取り線からはずし、裏面を見る。 するとこの物体についての説明書きがあった。
銀色のペラペラの正体は、RFIDというものだった。
簡単に説明すると、電波を使用して商品の管理をするためのもので、電子タグ、ICタグとも呼ばれるものらしい。
とにかく離れたところから一括して情報を読み取ることができるとかで、それにともない購入したあとも情報の読み取りが発生する可能性があるとのこと。
ということは仮にオイがこの図鑑をカバンに入れて持ち歩いているとして、読み取り機を持った人間と偶然遭遇すればオイがかばんの中に図鑑を忍ばせていることがバレるということなのであろうか?(バレても一向に構わないが)
気になる人は、ミシン目から切り離せと書いてある。 大体話はわかったような気がしないでもない。 捨ててしまおう。 いやまてよ、ゴミとなったRFIDも読み取られる可能性があるということなのか。
ということは近い将来、全ての品物にRFIDが付けられたとすると・・・・・・まあどうってことないか。
美の壷がおもしろい
近頃やけにハマっているのが美の壷。 テレビでやってるのは知ってたが、それが本になっているのを知ったのはここ半年ばかり。
毎月アマゾンで本をまとめ買いする際、ランダムに一冊ずつ買い集めている。 千円ちょっと。
とりあえず全部買うつもり。 数ある中で今持っているのは以下のとおり。
所有 美の壷
- 根付
- 織部焼
- 盆栽
- 良寛の書
- 和箪笥
- 水石
- 魯山人の器
ページトップの画像は根付の1ページ。 手のひらサイズに丸みを帯びた形、超精密な彫り、デフォルメされた姿はどれをとっても素晴らしいとしか言いようがない。 日本にこんな世界があったなんて嬉しいというかなんというか、金をつぎ込んで蒐集してみたい。
根付を見ているとなんとなくベアブリックがブレイクした理由につながるものがあるのではなかろうかと思う。
良寛の書は、はじめ眺めているうちは「え、これってオイでも書けるのでは・・・」と感じたりもしたが、解説を読み進むうちに素晴らしいものなのだな、と教えられた。
和箪笥とりわけ船箪笥に至っては「こんなもん、欲しくないわけがなかろうもん」と叫ばずにはいられないほど重厚な作りをしている。 物欲即爆発の逸品。 是非実物をなでながら観察したい。 どうしてこのような素晴らしい技が忘れ去られてしまったのだろうか不思議。
という風に美の壷を語り始めるときりがなくなってくるのでこの辺で。 番組を見るか、本を手にとるとよくわかる。
謎の漂流物
石コレクションをしていると浜に打ち上げられた色んな漂流物を見かける。
ハングル語の書かれたペットボトル、靴、流木、ビニール袋他・・・。
何のためにつかうものなのかはわからないが、かなりよく見かける物体がある。 これだ。
(more…)石コレクション
息子と二人、何をして遊ぼうか迷ってしまった時は海へ行く。
夏ならば磯遊びや泳ぐことができるし、冬だったら焚き火でもして、座って波を眺めているだけでもいい。
嫌なことがあったときはひとりで海へ行く。 小石を拾い上げ、荒波に向かって何十回か投げるとスッキリしてくる。 ワーッと叫ぶのも自由だ。 誰もいない海だし、第一波音にかき消されてしまう。
遠投しようと手に取った小石が妙に気に入る事もある。 色だったり、形だったり。 そんな時は持ち帰る。 集めた小石をたまたま息子に見せてみたところ、やけに反応がよかったので、一緒に小石拾いに行ってみないかと誘ったら、すぐついてきた。
以下二人の石コレクションを紹介。
(more…)ナイキ フリー5.0
ジョギングシューズとしてニューバランスのM1500を数年間愛用し、ボロボロになったので新しいものを買いに靴屋に向かった。
(more…)2段ベッド
2段ベッドを購入した。
寝室が手狭になったからで、もうじき子どもがもう一人増えることを考えると、どうしても2段ベッドが必要になったのだ。
喜んだのは長男で、2段ベッドの上段に寝ることが長年の夢だったらしい。 下段には娘が寝る。
据え付けてみると、偶然にも寝室の広さにジャストフィットする寸法だった。 長男は早速はしごをかけて、上段にのぼる。 嬉しさのあまり雄たけびをあげる。
そうなると面白くないのは娘で、下段に寝るとすんなり約束していたにもかかわらず、いざ現物をみるとどうしても上段がよくみえて仕方がない。 おそらくどちらが上段を使うことにするのかもう一度会議をする必要があるだろう。 そして、どっちつかずなので日替わりで上段を使うことになるのだろう。
カミさんはいつ出産してもおかしく状況なので、今週末、子どもたちをつれて実家へ帰った。
ひとり楽しく晩酌をし、寝ることにした。 誰もいない2段ベッドが真横にある。 つい上段に寝てみたくなってきた。
はしごを使わずよじのぼり、寝転がってみる。 いつもよりも近い天井に圧迫感を覚える。 ベッドのサイズが小さくて窮屈だ。 しかし、悪くない。
見下ろすと自分のベッドが見える。 一度おりて、ブラインドを上げ、窓を開けはなち、またのぼり、上から外の景色を眺める。 悪くない。
朝日新聞によると、近頃蚊帳(かや)が人気なのだとか。 蚊帳は本来寝床の周囲を覆い、蚊などを防ぐものなのだが、ベッドを覆う天蓋(てんがい)っぽくて、「手軽にリッチな気分を味わえる」という理由で女性に人気があるらしい。 気分はまるでお姫様。
ならば2段ベッドもどうだろうか。 「一国一城の主」気分を味わえるアイテムとしてブレイクしたりしないのだろうか。 気分はまるでお殿様。
ただ、下に誰もいない2段ベッドもさみしい。 だんだんとむなしくなってきた。 はしごを降りて、自分のベッドに戻る。 そして下から2段ベッドを見上げていると、またのぼりたくなったのでのぼり、今度は子どもたちが快適にすごせるようにポスターを貼ったり、目覚まし時計を設置したり、絵本を並べたりしはじめた。
子どもの頃によくやった秘密基地作りを思い出してきた。 ベッドの周囲にカーテンを張り巡らすと、下の階に寝る子も喜ぶのではなかろうか? 使っていないカーテンを懐中電灯片手に物置へ取りにいく。
やばい、だんだん目が冴えてきた・・・。
RHODIA
ウチにロディアが置かれていない場所はない。
トイレにも、風呂にだって置いてある。 「何をそんなにメモることがあるのか?」 あるのだ。 メモはクセになる。 書き留めておくと、思い浮かんだことを忘れない。 寝る前に妙案が思い浮かぶのは一体どうしてだろうか。 そのまま寝てしまえば翌朝はきれいサッパリ何を考えたのか忘れてしまうことだろう。
半分寝てても、判別不能な文字で走り書きしておいても、そのメモ用紙を見れば一瞬で何の事を書いているのか思い出してしまう。
ノートPCでは起動している間に寝てしまうだろう。 風呂ではキーボードを打てん。 やはり紙とペンしかない。 そういえば晩酌中にもイロイロと思い浮かぶ。
キッチンに置いてあるロディアNo.12を誰かが使った形跡がある。 この絵は長男だ。 モーリーと脇に書かれたその絵は、たぶんディズニーのウォーリーを書いたのだろう。 よく書けていると思う。
せっかくの力作だから、ちぎりとって額にでも入れてあげようかと手に取ると、なんと全てのページに何かしらの絵を描いていた・・・。 スケッチブックは沢山あるでしょうが。
どうしても親のマネをしてみたいのが子供だ。 新品のロディアを催促された。
あいにくウチには山のようにロディアのストックがある。 No.12とNo.14が、メイン。
酒井楳斎(さかいばいさい):鍾馗図
これは酒井楳斎という絵師の鍾馗図だ。
鍾馗(しょうき)とは中国で、疫病神を追いはらい、魔を除くと信じられた神。
日本では、五月五日、端午の節供の「のぼり」に描いたり、魔よけの人形にしたりするもので、目を見開き、ひげぼーぼーで、長ぐつはいて、剣を持ち、ときたま小鬼をつかんで立っている。 強い者の権化とされるコワモテだ。
でもこの図で鍾馗は、抜き足差し足掛け軸の裏側へ回り込もうとしているみたい。 上には小鬼がいる。 あたかも追いかけっこをしているようだ。
右の画像は朝日新聞に掲載してあったものをスキャンしたもの。 一目見てこの鍾馗図が気に入ってしまい、アマゾンに図版でも売っているかと思い探してみるもありゃしない。
そもそも検索エンジンで酒井楳斎と検索してみてもほとんど情報が得られない。 いまどきこんな事柄もめずらしい。
酒井楳斎の書いたほかの画も是非見てみたいと思うのだが・・・。 どなたかご存知ありませんか?
ビールグラスもといペーパーウエイトもとい泥団子置き
ここ最近、相次いで愛用のグラスが割れるという災難にあっている。
「グラスは買った瞬間じき割れてしまうものだと割り切れ」とかいう話がマーフィーの法則にあったような気もするが、そういわれてもねえ。
おとといはビールグラスを割ってしまった。 晩酌している最中うっかり手をすべらせて、というのならわかるのだが、食器洗いの最中に割ってしまったというのが腹立つ。
しかもどこかにぶつけたとか、落としてしまったとかではなく、手に取ったらパカリと割れてしまったと。
相当使いこんでいたので、目に見えないキズがあったのかもしれない。 しかしまた、どうしてこうきれいに割れてしまったものかね。
グラスの底だけガラス切りで切り取ったようにきれいに割れた、というかはずれたといったほうが近い。
よく見るとこれ、なかなか趣のある形をしている。 なでてみても危なげない様子。
上の画像が元ビールグラスの底だ。 重さといい、大きさといい、ペーパーウエイトとして使えるな、と考え息子に自慢したら、息子は机の引き出しを開けてピカピカ光る泥団子を取り出し、わずかに残るくぼみにはめた。 それがまたピッタリ合ってしまった。
ビールグラスは割れてから一瞬、ペーパーウエイトなりすぐに、泥団子置きへとかわった。