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冷麺

reimen

自作のつけ麺にハマり、週5ペースで毎晩シメにススっていたら、さすがに落ち着いてきた。

これほどまでにつけ麺にハマったワケは、たまたま見つけた一軒の製麺所が作る冷麺用の麺がヤケに美味しいからであり、周囲の人々に食べさせてみても、やはりこの麺は美味しいという評価を頂戴した。

だがしかしこの冷麺用の麺を使い冷麺をこしらえたことは一度もなく、そもそも冷麺を食べたいなどとはまったく思いもしなかったのだが、昨晩深酒し、酔った頭は急に冷麺を作り、食べてみたくなったのだ。

とはいっても急な話なのでスープもなければ何もなく、しばらく考えた後、キッチンの引き出しから寿司の出前をとるとついてくる粉末の吸い物を3袋とりだし、湯の中にあけ、ひと煮たちさせ、薄口醤油で味を整えたあと、氷水でギンギンに冷やした。

急いで固ゆで卵を作り、麺を固めにゆでて、ガシガシ水洗いをしてその水気をよくきって、丼に盛り上げ、その上にきゅうり、肴にした残りの牛たたき、ゆで卵と積み上げ、周囲にスープを張った。

頭がギンギンするほど冷たいのを、ズルズルズズと、一気にススリあげてしまった。 うまかった。 だけどもこの麺はつけ麺で食べたり冷やし中華にするのがやっぱりウマイ、ウンウンとひとり納得した。

某有名店仕様即席豚骨醤油ラーメン

インスタント豚骨醤油ラーメン

正月にご馳走を食べすぎ酒を飲みすぎお年玉やりすぎて調子悪くなった。 なんちゅうかこう、汁物を欲する。

雑煮の汁のみをすすってみたり、年末に作った家系もどきラーメンのスープのみすすったり…。

そもそもその家系ラーメン風手作りラーメンは、予定していた程よい中太麺が手に入らなかったためにちょっと納得がいかずスッキリしなかった。 スープの出来栄えはまずまずだったのだが。

上のラーメンは年末にスーパのワゴンセールで売られていたもので、外箱には某有名店の名前がデカデカと書かれている。 トンコツ醤油系のあの店である。

インスタント豚骨醤油ラーメン箱

オイはこういう商品に弱く、コンビニのカップ麺でも有名店の名前が謳われた商品が発売されると迷わず購入するわけだが「そうそうこの味!似てる!旨!」と感じたことは一度もない。 もはや美味しくないことはわかっており、このような類のものを買うならば欽ちゃんヌードルやチキンラーメンを食ったほうがよっぽどマシだということもよくわかっているのだが買わずにはいられないのだ。

そして今回購入した豚骨醤油系某店仕様のラーメンを食べてみたわけだがその感想はというと、なんと、以外や以外、本物と似てなくもないといっても過言ではなかったのだ。 スープのトロトロ、味、これはたしかにあの店を彷彿とさせるといっても過言ではなかったのである。 欲を言えばもうちょっと麺が太ければよかったのだが。

このくらいの完成度ならば、また買ってもいいかな、と思わなくもないといっても決して過言ではないような気がしないでもないといってもよかろうと思われなくもないかもしれないと考えられる。

鴨南うどん

鴨南うどん

前回飲んだ後の「シメ」について書いたが、合鴨鍋を作れば、その心配はない。 鍋食っている間に、シメの準備が着々と進行していくのだ。

合鴨鍋を楽しんでいる最中、3、4枚の合鴨肉をのけておく。 ネギの青い部分をみじん切りにしておく。 合鴨鍋を食い終わった頃には、鍋に合鴨の脂がじんわりをたまっていることであろう。 この脂をみすみす捨ててしまうわけにはいかない。

>うどんのツユを用意しておき、鍋に合鴨鍋の脂を適量投入する。 のけておいた合鴨肉数切れもうどんと共に煮る。 仕上げにネギを散らす。

うまいに決まっている。 無論、蕎麦でもよい。

シメに苦労した末しめしめ

シメそうめん

この黄金色をした麺は、一体何なのか? これを語るには、まず昨晩の事を説明しなければならない。

炙りシメサバで奥播磨をたらふく飲って、満足だ。 ヘタな料理屋に通うくらいならば家で飲んだほうがマシだ、さ、シメ食って晩酌を終えよう。

何でシメようか…。 スープはなにもないし、そもそも麺がないな…。 チッ…ソーメンしかないではないか。 うーんどうしても今日はソウメンという気分ではない。 がしかしシメを食わねばしまらぬわけであり…でもしゃーない、今日は素麺でよい。

でもいつものように出汁とって醤油たらしてという味付けはどうもピンとこない。 どうすっか。 あ、そうだ、デタラメ麺を作って遊ぼう。 デタラメ麺とは「オイのみ」食べることが許される限定料理であり、大変危険なものである。 日によってその内容は変わり、コンセプトはあるものの、作り方はデタラメだ。 当然マズいこともあるが、激ウマな場合もたまにある。 (一例:心平そーめん

たとえば残った鶏がらスープにマルタイの棒ラーメンを放り込み、付属の粉末スープを適量入れて、チューブ入りのラードをありえないぐらい、常軌を逸した分量投入して世のベタカタラーメンにどの程度脂が含まれているのかを調査してみてみたり、同じように作ったデタラ麺に、化学調味料を一瓶の半分くらいドッサリと盛りいれてみて、食べてみたり。

いずれも想像するよりも以外や以外、食える代物が出来上がるというのが恐ろしいことであり、喜んでいいものか 、嘆いてよいものかを深夜、キッチンで一人ポツンと悩んだりするわけだ。 当たり前のことではあるが、この麺を、嫁や子供、ましてや他人に食べさせることはできない。 オイ自身がモルモットと化さねばならないのだ。

そして今晩、どんなデタラメ麺を作って遊ぼうかとしばらく思案した後に思いついたのが、ソーメン甘醤油風味である。 スープもない、出汁もない、ソーメンしかない。 この状況で、まずオイは湯を沸かした。 そしてその中にソーメンを放り込み、適度に湯がいた。 そしてそこへミリンをドボドボと注ぎ込み、さらに醤油をたらしこんだ。 少し味見してみるが、甘味をまるで感じない。 さらにミリンを追加投入する。 この麺の目指している風味は、某有名ラーメン店のスキヤキのような甘めの醤油味で、何度か食ったらやみつきになるかもしれないよ、という風味である。

甘味がそれらしくなったところで、豚肉か何か投入してコッテリさせたかったのだがあいにくそれがない。 なので、サラダ油を小さじ一杯たらした。 醤油ベースのスープだと、意外と脂が目立つ。 これにて完成とする。

酒が回っているので、ネギを切って散らしたりとかいう小細工はできない。 そのまま丼に盛る。 ススル。 これがまた、意外と食えたので驚く。 スープは一切使っていないので手抜きもいいところだ。 なのに、マズイ醤油ラーメンを食うよりはよほどマシな、しっかりとした味があるのだ。

たとえばこれに、カツブシの一番出汁を加えてカツオの風味をプラスしたら………きっと、あのラーメンよりも美味しいはずだと、酔った頭は考えた。 シラフのときは作ってみようとも思わないし、味の保障はできない。 もしもオイと同じような暴挙に挑戦するならば、全て自己責任でお願いしたい。 深夜と、酒が、オイにデタラメ麺を作らせるのである。

海苔増増(ノリマシマシ)

ラーメンノリマシマシ

海苔増増…とついには丼を一回りさせてしまった状態。

ゲンコツ、鶏ガラを一度ゆでこぼしてからじっくりと煮詰めて白濁スープを抽出し、それに目ん玉飛び出るぐらいの昆布、カツブシを投入した醤油ダレをあわせる。 表面に鶏油をたらす。 少し太めの麺が手に入れば言うことないのだが……。

ますだ製麺:手延うどん

食品売り場をウロチョロするのは実に楽しい。 荷物持ちとして嫁の買い物につき合わされるのは非常に苦痛だ。 時間の概念がおそらくオイと嫁では違うのではなかろうかと思えるほど、長時間、ダラダラと買い物を続ける。

とてもじゃないが、それにイチイチ付き合ってはいられないので「買い物が済んだら電話ちょうだい」と言い残し、単独行動をはじめる。 夏に向けて取り寄せていた、メレルのサンダルの代金を支払い、地下食品売り場に直行する。

エスカレーターで地下に向かうと、食品売り場のにぎやかな光景がよくわかる。 広場では催し物が開催されていて、人が沢山集まっている。 とりあえず、何の目的もなくその人ごみの中へ向かう。 必死の形相で、ここぞとばかりに竹輪の試食を食べまくっているおじさんや、もう少し安くならんのかと、ムキになって交渉しているおばさんがいて、非常に活気がある。 たのしい。

肉売り場の前を通り過ぎながら、どんな肉が売られているのかを横目で見る。 立ち止まってしまうと、買う気満々とみなされ、もしも買わなかった場合、非常に気まずいという話になるので、横目で通り過ぎざまに肉を吟味していたのだが、ちょうど進行方向から、ウインナーの試食を急に差し出されたものだから、立ち止まってしまった。 「いや、けっこうです」とかいいながらも、じっくりと肉を観察することができる好タイミングにめぐり合えたわけだから、すばやく一通りの肉のグラム数と値段の兼ね合いをチェックし、丸腸等臓物系が国産にも関わらずお手ごろ価格だということがわかり「丸腸とシマ腸、それにミノを300gずつ下さい」と、購入に至る。

お買い得の臓物を下げながら冷凍食品売り場へ向かう。 これはオイの用事ではなく、ヨメからの指令である。 今日は冷凍食品が4割引だとかで、買わないテはないのだそうで、とりあえず目につくものがあったら買ってこいとのこと。 特に目につくものはない。 冷凍のお好み焼なんていらない。 しかし4割引だなんて、ずいぶんと引いたものだねなんて驚いていたのだが、あとで嫁に聞いてみると、世の主婦はもはや、4割引程度では揺らがない心を持っているのだとか。 5割引ぐらいでないとインパクトはないのだそうな。 しかしこの話はあくまでも嫁が言うことなので、信憑性に欠ける。 あれ、そういえばアイスも冷凍食品なんだ。 安いな。 とりあえずちっこいチョコアイスと抹茶アイス、それにドデカいリーベンデールを購入し、冷凍食品売り場を離れる。

鮮魚売り場では「生皮鯨100g○○円」なんてのが特売で出されている。 生なんていうのは珍しいぜ、ということで、300g購入。 「何グラムになさいますか?」なんて尋ねられると、つい300gと答えてしまう。 200gではなんだか少ないようだし、400gでは少し多いような気もする。 そこでとっさに300グラムと答えてしまうのだ。 これを300グラムの法則と勝手に名づけて一人で活用することにしよう。

「ポイント5倍~」なんて店員が叫びながら横切る。 別にこの店のポイントカードを持っているわけではないので、5倍だろうが10倍だろうが関係ない。 まったく購買意欲をそそられることはないのだ。 自分が買いたいものだけを買うのだ。 しかしポイントをためておられる方々にとっては、5倍は大きい。 買い物するといつもの5倍ポイントがたまるのだから、いっそのこと買いだめしておこうなんて考えてる主婦も多いのかもしれない。

野菜売り場で本ワサビを吟味していたところ、隣の人とぶつかった。 服装からみてどうやら従業員のようで互いに「すみません」と言い合い、すれ違う。 どこかで読んだが、その店の従業員が買い物をしているお店は、優良なお店の証なのだとか。

酒売り場にも寄ってみようかと思ったが、長くなりそうなのでパスしよか。

おっと、ホントに書きたいのはうどんについてだった。 うどんだウドン。 ウドンとそうめんは食ったことがないものを見つけると、とりあえず買ってみることにしている。 乾麺コーナにズラリ並ぶうどんとそうめんを眺めていると、どこかで聞いたことがあるような名前のうどんがあった。 ますだ製麺である。 しばらく考えてみて、美味しんぼ長崎編に載ってたお店だということを思い出した。 じゃあ今日はとりあえずこのうどんを買ってみようか。

masuda

購入したのはますだ製麺の五島手延べうどんであり、パッケージの能書きを見ると、天皇陛下が、五島にいらした際に、供された特別のうどんを再現したものだということらしい。

それをパンフレットに書いてあるように、地獄だきにして食べてみる。  うどんをグラグラ煮えたぎらせて、鍋のまま食卓へ運び、そこから熱々のウドンをすくい、生卵を割り落とした醤油でススル。 コシがありツルツルツヤツヤなのは、五島椿油を使用して作られているからなのかもしれない。 細めだし、ウマいしということで、一瞬でなくなってしまった。

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ますだ製麺公式サイト

心平そうめん

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ごま油、塩、米、水だけで作る心平粥というのがある。

ごま油と塩の組み合わせがメチャウマイうということは、ピェンローを作ってみるとよくわかる。

呑みながら、今日のシメは地獄炊きそうめんにでもしようかなと思案していて、フと、心平そうめんを思いついた。

湯をわかす。 そうめんを入れて、茹でる。 程よい固さになったころ、ごま油と塩で味付けをして、丼に盛る。 ススル。

非常にカンタンだから、酔ってても作れるし、何よりも美味。 当たり前のことだが、ピェンローのように七味をパラパラやってもイケルし、ネギを散らしてもうまい。 地獄炊きそうめんのように、そうめんを茹でてる最中に味付けをしたが、茹で汁は捨てて、トリガラスープにごま油と塩で味付けしたものをスープにしてみると、もっと本格的にウマイに違いない。

最近イチ押しの、シメである。

焼き蕎麦

yakisoba

スーパーで、冷やし中華がボチボチ売れ始める時期はいつ頃なのか?という話についてどこかで聞いたか読んだのだが、一体いつ頃だとお考えだろうか。

普通、「夏場」と答えるはずである。 しかし、実際のデータでは、2月下旬頃から売れ始めるのだという。 想像以上に皆、冷やし中華を寒いうちから食っているのだ。 冷やし中華は夏限定のメニューではないのである。

オイ家ではソーメン、蕎麦、うどんその他麺類はお気に入りのものを常備しており、真冬だろうが、冷やしソーメンを楽しんだり、晩酌後の地獄だきそうめんに感激したり、呑みすぎた翌日の子母沢うどんに感謝したりする。 できるだけおいしくラーメンを家ですすりたいがために、いつもよりもわざと多めに酒をあおり、『飲んだ後のラーメン』を演出したりもする。

ともかく麺とオイは切り離せないのだ。

昨日はザルソバを食べた。 同時にかき揚げも作り、ソバをつゆにつけてススりつつ、そこへかき揚げをザブンと浸してかぶりつく。

家族4人でススりまくるわけだから、多めに茹でておいたはずの蕎麦がみるみるうちに減り、ついに無くなった。 子供に「おかわりー」とか、嫁に「少なすぎー」とか言われながら、慌てて席を立ち、再びソバを湯がこうと考えるもイヤまてよ。

いつもこうしてざる蕎麦を食べてると、必ずおかわりのリクエストを受ける。 だから再び茹でるわけだが、どうしても5、6分は時間が必要だ。 オイとしては、少しでも早くソバを茹で上げザルに盛り、食卓へ運び込もうと努力し、やっとの思いで皆の前にざる蕎麦のおかわりを差し出す。

だが、ザル蕎麦のおかわりは、たいてい沢山残される。

茹でる前に、一体あとどれくらいの分量蕎麦を食べたいのかという注文をとる。 すると「最初と同じくらい」と嫁は必ず言う。 実はすでに腹八分だったとしても言う。

ザル蕎麦のおいしさにつられ、ついそうやって多めにたのんでしまうのだが、茹で上げる5分の間に、その欲求は失われてしまうのだ。 少し間が空くとこうなるのは、今までの人生経験上よくわかる。 この前、お気に入りのラーメン屋で替え玉を注文した際、出されるのがいつもよりも異常に遅く、イライラし、ついには吠えそうになった頃、フニャフニャの替え玉を持ってこられたという大事件があったが、あまりにも間が空きすぎると、空腹の欲求は満たされてしまうというか、消滅してしまうのである。(このときはイライラも手伝った)

わんこそばのことを考えてみるとわかるように、蕎麦ならばなおさらおかわりの間が空いてはイカンのだ。 そしてやはり、ザル蕎麦のおかわりは、大量に残されることになった。

だから言ったじゃないか。「もう少しススリたいな」と感じるぐらいでやめておくのがザル蕎麦食いの基本だと。 蕎麦屋でザルソバをたのんでみても「あれ、少ないな?」と感じるじゃないか。 ソバは満腹に食べるもんじゃないんだよとか言ってみてもじょうがない。 残るのだ。

ザル上のうず高く盛られた蕎麦を見つめる。 食べてもらえなかった蕎麦を見てるとかわいそうになってくる。 表面がだんだん乾燥してくる。 おそらくはもう、あのツルツルシコシコとした食感はない。 哀れだ。 そこでふと、思いついた。

とりあえず残った蕎麦は、ラップにくるんで冷蔵庫へ保管しておく。 翌日、冷蔵庫から蕎麦を取り出す。 常温に戻しておこう。

ザルソバのつゆと、かき揚げも少し残っていると思うので、つゆを鍋に入れ、そこへかき揚げを放り込む。 そして点火。 じりじりと煮詰める。

常温に戻った蕎麦を、油をひいたフライパンで炒める。 かわらそばのように、ごま油を使ってもよい。 蕎麦が乾燥しているので、きれいに満遍なく炒めることができる。 妙な塊になっていた蕎麦は、再びパラパラとほぐれていく。

炒めた蕎麦を器に盛り、かき揚げ入りの煮詰めたつゆを上からかけると出来上がり。 これぞまさに、焼き蕎麦であろう。

ぐちゃぐちゃと混ぜてからススルと、うまい。 それもそうだ。 つゆには昆布、干しシイタケ、鰹節という旨味の大御所が潜んでいて、それを煮詰め、濃縮しているのだから。

焼き蕎麦はオイオリジナルであり、この発想は、焼きラーメンの作り方からヒントを得たものである。 この場合の「焼きそば」は、「ヤキソバ」でも「やきそば」でもなく「焼き蕎麦」としていただきたい。 蕎麦へのせめてもの償いだからである。

※蕎麦が残った際には是非一度作ってみてください。 マジウマイです。

アンチョビとブロッコリーのペペロンチーノ

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昨日の一件を根に持っているヨメは、やはりパスタを食いにいきたかったとまるでお経を唱えるがごとくボソボソとしつこい。 こういう食い意地のはったヤツには食わせてやらねばおさまらない。 一体どんなスパゲチを食いたいのかねキミは。

最近TVで見たパスタが美味しそうだったのでそれを食いたいのだと主張している。 そのパスタはペペロンチーノで、アンチョビとブロッコリーの入ったヤツなのだという。 そうか。

フライパンをカンカンに熱して火を止めてしばらくしてからオリーブオイルを割と多目に注ぎまんべんなくいきわたらせる。 再び火をつけて、弱火に調整する。 ニンニクを2カケラ叩き潰してみじん切りにしてフライパンに投入、じっくりと火を通す。 同時に唐辛子も2本ぐらいみじん切りにして放り込む。

ニンニクにほどよく色がついたころ、アル・デンテな麺をフライパンに投入して手早くかき混ぜる。 火を止めて、アヲハタアンチョビフィーレ1缶と、サッと茹でてみじん切りにしておいたブロッコリーをからめるとできあがり。

これは、ウマイね。

チキンラーメンのススメ

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たまごポケットはあまりアテにしていない。

チキンラーメンを作る際には生卵を割り落とすのが常識ではあるが、どんぶりに乾燥したチキンラーメンを入れ、そのたまごポケットと呼ぶには若干浅すぎる感があるたまごポケットに、新鮮な生卵をそっと割落とす。 そっとでなければダメである。 乾燥した麺の上に勢いよくたまごを割り落とそうものならば、出来上がりの見てくれの大きなポイントとなる大事な卵黄を潰してしまうことになりかねない。 想像以上に、乾燥したチキンラーメンは、トゲトゲしているものである。 ちなみに、卵は卵黄がモッコリとした新鮮なものが望ましい。

チキンラーメンをどんぶりに入れて、生卵をそっと割り落とした。 さあ、あとはお湯を注ぐだけである。 簡単極まりない。 しかし、ここで気をぬいてはいけない。 まず第一にお湯を注ぐ分量を間違えると、大変なことになる。 チキンラーメンのチキンラーメンたるゆえんであるチキンスープは、麺に染み込んでいるものである。 お湯を注ぐことにより、麺からにじみ出てくるものである。 で、あるからして、お湯の注ぎすぎに細心の注意を払わねばならない。 お湯を多く入れすぎたら、おじゃんである。

お湯を注ぎすぎてしまう原因としては、第一にどんぶりのサイズが考えられる。 チキンラーメン本体に対して、あまりにも大きすぎるどんぶりで製作を開始してしまうと、ついどんぶりのサイズにあわせてお湯を注いでしまう。 要は、どんぶりの7~7.5部目あたりまでお湯をそそいでしまう習慣が、日本人の体に染み付いているのである。 お湯を入れすぎてしまって味が異常に薄いチキンラーメンを一口すすってみたときのあのわびしさは、トラウマになりかねない。

したがって、どんぶりのサイズは、その乾燥した円形のチキンラーメンが、キツメに入るぐらいの若干小ぶりなサイズのどんぶりが望ましいということになる。 これにお湯をヒタヒタ(日清推奨は400ml)に注ぐのが、美味しく食べる秘訣である。

次に。 お湯の温度も非常に重要である。 小腹がすいてどうしようもないのでチキンラーメンを食べると決めて、どんぶりに麺を入れ、お湯を用意する。 お湯を沸かす時間すら待てないという状況なので、ポットのお湯で妥協してしまう。 これが間違いの始まりである。

お湯は、グラグラたぎったものを使用しなければ、チキンラーメンをおいしく作ることは困難である。 そもそもどんぶりというものは、使用する前は冷たいものだ。 これに湯を入れ、チキンラーメンをふやけさせて食べるわけだ。 注ぐ湯の温度が低ければ、まずその熱は、どんぶりにとられてしまう。 よってフタをして3分待った後のチキンラーメンは、湯気すら立たないということになる。 さらに、これに生卵を割り落としているならば、事態はますます深刻である。

チキンラーメンの醍醐味は、3分待って、フタをあけた瞬間に立ちのぼる湯気の合間から見え隠れする黄身の微妙な半熟具合、白身のほどよい煮え具合にあるといっても過言ではない。 想像しただけでも即、作り始めたくなる衝動にかられるぐらい、魅力的な光景である。 しかし、お湯がぬるいと、こうはうまくいかない。 たった3分ぐらいでは、白身は冷たい生ままである。 その白身が、出来上がったチキンラーメンの温度を下げてしまっている一要因であることはまず間違いない。 だからといって、再度フタをかぶせ、白身が煮えるまで待ってみようかとする。 だが人生そんなに甘いものではない。 白身は煮えていないは、スープはぬるいはの、最悪のチキンラーメンを作りあげてしまった罪を、日清食品創業者の安藤百福氏に謝罪するべきである。

こうならないように、お湯はグラグラとたぎったものを用意しなければならない。 ポットのお湯を使用する場合は、再沸騰ボタンを必ず押すということは当たり前である。 しかしできれば、やかんに水を入れ、猛烈な火力で熱し、グラグラとたぎらせた湯を、チキンラーメンの上から注ぐというのが理想である。

熱湯も、ただどんぶり内に、入れ過ぎないように注げばそれでよいかといえば、そうではない。 お湯を注ぐポイントも重要なのである。 卵は、その浅いたまごポケットに割り落としているハズである。 そのチキンラーメン上の、生卵の白身部分にお湯をかけるようなつもりで、白身に添って円形にお湯を注ぐのが理想的である。 こうすることにより、グラグラの湯が直接かけられた白身は、一瞬で白くなり、フタをする前から、ちょうどよい白身加減を作り出すことができるというわけである。 しかしたまごの煮え加減については、それぞれ好みがあるわけだから、その辺は自分好みにいつでも作り出せるように訓練が必要である。

湯を注いだ丼にかぶせるフタはいうまでもなく皿が定番的であり、丼、皿間にスキマがないということは当たり前である。

キッチリ3分待つか、それとも2分で切上げて、「バリカタ」の風味を楽しむのかも各自お好みである。 刻んだあさつきを散らしたり。胡麻油を少々たらしてみたりという小細工も楽しい。 まず始めに半熟の黄身を一口でほうばるのか、最後まで大事に半分スープに沈めておくのかも決定権はあなたにしかない。 そして最後に、できあがって3分以内に食べてしまうのが、チキンラーメンにとっての礼儀であかと思われる。

※先日、チキンラーメンを久しぶりに作ってみて、大失敗をしました。 腹が減りすぎていて焦りもあったのですが、ポットのお湯にて、大きめのどんぶりに、乾麺の上下を間違えたのでたまごポケットは裏側に、よって卵は脇に割れ流れ、できあがりの光景が寒々しさといったら、目も当てられないという状態でした。 悲しくなったオイは、自戒の念を込めながら、今回のメモを残しておこうと考えた次第です。(ちゃんとした作り方は、チキンラーメンの袋に書いてあります。 ご確認ください。) たまごポケットについては、できればもう少し深いほうが機能的ではあると、個人的に思うのですが。

安藤百福さん死去

2007年1月5日、急性心筋梗塞のため大阪府池田市の病院で死去された。 「食足世平」という自らが作り出した四字熟語には「食を通じて世の中の役に立つ」という思いが込められていたのだそうな。 ご冥福をお祈りいたします。

日清 チキラー島:音がなります。

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