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2015/05/17

4人の我が子へ500冊以上読み聞かせをしてきた父親が選ぶベスト絵本集全30冊+1

100万回生きたねこ

気がつけばいちばん下の子ですらもう小学三年生……読み聞かせする事はもうないが、大切に保管しているベスト絵本集。

100万回生きたねこ

あるときは王様に飼われたネコとして、またあるときは船乗りのネコとして。  手品使いのネコ、女の子のネコ・・・。 死んで生まれ変わり、また死んでは生まれ変わり、そのネコは、100万回もそれを繰り返していた。

あるとき、ネコは誰のネコとしてでもなく、ノラネコとして生まれた。 立派なトラネコだったから、仲間のネコにもちやほやされていた。 「おれは100万回も死んだんだぜ!」 でもたった一匹、見向きもしてくれないネコがいた。 そして次第にそのネコのことが気になるようになっていった。

何度読んでも良い絵本。

子供に読み聞かせるというよりも、一人で静かに誰にも見られず読みたい絵本という感じ。 それぞれ子供たちに伝えてるのは、 あなた達が大人になり、家庭を持ってから、もう一度読み返してもらいたい、という事だ。

超有名な絵本だが、実は初めて読んだのはつい最近で、作者である佐野 洋子さんの訃報を耳にしてからだった。 2010年、72歳で逝去された。

絵本のデータ

  • 作者:作・絵 佐野 洋子
  • 出版社:講談社
  • 発行:1977年10月20日 第1刷 2011年2月14日 第102刷

子供がこの本を好きなところ

宙返りするところ。


くんちゃんはおおいそがし

くんちゃんはおおいそがし

「ヒマだー、やることがない」

休みの日、時間を持て余した娘(小学一年生)がよく口にするセリフだ。 「本でも読んだら?」「もう読んだ。 次は何をすればいい?」 「花に水でもあげたら?」「あげた。 次は?」 「公園に行てみたら?」「うーん・・・」

このように、「ヒマだ」というので何かをやるように促しても、すぐにそれを終えヒマだヒマだとつぶやいている。 結局最後はテレビを見ながらボーッとしたり、テレビゲームに落ち着いてしまうのだった。 ちなみに我が四人の子のうち「ヒマだ」攻撃してくるのは、娘だけである。

この絵本の主人公「くんちゃん」はまさに娘を見ているようだ。 でもくんちゃんは、ちょっとしたキッカケにより、遊びの連鎖の中に入っていく。 子供の頃夢中になって日が暮れるまで外で遊んでいた時の事を思い出してしまった。

絵本のデータ

  • 作者:作 ドロシー・マリノ / 訳 まさき るりこ
  • 出版社:ペンギン社
  • 発行:1983年1月初版、1993年6月3刷

子供がこの本を好きなところ

落ち葉の中に入るところ(娘)。


ねこのおすしやさん

ねこのおすしやさん

ある村に、寿司が大好きな猫たちがいた。

自分の好きなネタのことを思い浮かべながら「あー食べたい」とすごす毎日。 しかしそもそも村には寿司屋がなかった。

ある日現れたのは「江戸前ねこずし」と大きく書かれた車だった。 止まるやいなや、車の横部分が大きく開き、寿司屋のカウンターが現れた。 運転していたお兄さんはカウンターに回り、猫たちの注文を聞きうけて次々に寿司を握る。 ムシャムシャ食べて、猫たちはみんな大喜び。

ところが一匹の猫がハタと気がついた。 「そういえば、お金を持っていないんだった・・・」


かわいらしいタッチの絵本なのに作者の鈴木まもるさんによる寿司の絵は実にリアルであり、たぶん鈴木さん自身も寿司が大好きなんだろうなあ、と思われる。

絵本のデータ

  • 作者:作、絵 鈴木 まもる
  • 出版社:偕成社
  • 発行:2009年9月初版1刷

子供がこの本を好きなところ

車がすごいところ(次男)


どうする どうする あなのなか

どうする どうする あなのなか

必死で逃げる三匹の野ねずみと、それを追いかける二匹の山猫は、走りに走り、こぞって深い穴へ落ちてしまう。

穴底でもがくが、ちょっと出ていけそうにもない。 そこでみんなで一緒になり、脱出案を練ることになる。

猫は猫、ねずみはねずみで自分たちに都合の良いよう案を練るが、 命がかかっているわけで、一方がそれを許さない。 ああでない、こうでもない、そうしているうちに・・・。


下から上にめくるスタイルの絵本で、縦長の構図はまさにこの話にピッタリである。 終始愉快に話は進み、わかりやすいオチがまた子供たちにも人気だ。

絵本のデータ

  • 作者:絵 高畠 純 / 文 きむらゆういち
  • 出版社:福音館書店
  • 発行:2008年6月25日発行、2009年10月10日第7刷

子供がこの本を好きなところ

気づかないところ。


八郎

八郎

とにかく、八郎のデカさはハンパではない。

腕はまるでクスノキのよう、牛ほどもある足をふんばって立てば、雲は胸の辺りを漂う。  縮れた長い髪の所々には鳥が巣を作っており、八郎が歩けば鳥たちが霞のように頭の周りを取り囲む。

これほどまで巨大なのに、八郎は今の大きさに物足りていない。「もっと大きくなりてえな」という思いをこめながら、 海へ向かって「うおーい、うおーい」と叫ぶのだった。

ある日八郎が浜へゆくと、男の子がひとり泣いていた。 手のひらに乗せて、どうしたのか理由を聞くと・・・。


はじめから終わりまで全て秋田弁で語られていて、 子供たちに読んであげると九州人としてなじみのないイントネーションに、皆声をあげて喜ぶ。

滝平 次郎による力強い版画の線は、子供たちのみならず、私自身も見入ってしまう。 さらに絵本自体も八郎のように大きいところも、この絵本の好きな理由だ。 読まない日もリビング飾っている超お気に入りの一冊である。

絵本のデータ

  • 作者:斉藤 隆介作 / 滝平 次郎画
  • 出版社:福音館書店
  • 発行:1967年11月1日発行 2011年2月25日 第76刷

子供がこの本を好きなところ

八郎が大きくて力が強いところ。(長男)

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