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美味かもん雑記帳 > > 果物 > イギリスのリンゴ
2014/02/17 なるほど果物

イギリスのリンゴ

冷涼な風土の恵みが、イギリスには日本のようには病害虫が発生しないとみえて、庭のリンゴの木には一向に農薬なども撒かないようであるが、自然に花が咲き、実が熟して、風に吹かれては柔らかな芝生の上に落ちる。

イギリスの人たちには、これらの果実をとって、台所の隅の棚の上や、キャビネットの中に入れて、もうしばらく熟成するのを待つのである。 そして何日かしてほのかに良い香りが漂ってくる頃になると、洗いもせず、セーターの胸のあたりでチョイチョイとほこりを払うようにして、

もちろん皮のまま遠慮会釈なく食べて、芯のごく真ん中の所だけ細かく残して捨てる。 大きさは、いたずらな品種改良の結果、奇形的に大きくなってしまった日本のリンゴと違って、両の手のひらにすっぽりと包み込める程の大きさで、

丸ごと一個食べるとその水気でちょうど喉の渇きが癒され、食後、口の中には理想的な割合で酸味と甘みと芳香が残る。 リンゴは大なるが故に、もしくは甘きが故に尊からず、というものである。

林望『イギリスはおいしい』より

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