メニュー

2013/06/20 雑記

市場

薄暗い場内はザワザワ黒山の人だかりで、所々ぼんやり輝く白熱灯が、人を、食材を照らしている。

子供であるオイの視界は悪い。 時折、大人の脇下から店を覗けば飴色をした巨大な肉塊がぶら下がっており、捕らえられた宇宙人みたいな小鳥の丸焼きがずらりと並べられている。 たしか一匹150円だったか。

量り売りのホルモンは、ひとすくいされる度キャラメル色の漬け汁を滴らせる。 プロレスラーみたいな店主とやりとりしている買い手は喧嘩しているようにも見える。 「汁ばしっかり切ってからはかりに乗せんばさねあんたも」と怒鳴りながらも、互いに嬉しそうだったりもして。

そんな光景を期待しながら何十年ぶりかに訪ねた某所の市場は、想像と全然違っていた。 閑散としていて、降りっぱなしのシャッターが目立つ、もはや市場の体をなしていない寂れ方だった。

もしかするとあの蠱惑的な光景は、脳内で都合良く作り出した妄想だったのかもしれない。 もともとそんなんじゃなかったのかもしれない。

**

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ぷちぐるが本になりました

ぷちぐるが本になりました『オーイ!つまみできたぞ』

最近の記事

山賊焼き 2018年5月21日 new!!

山賊焼きとは一体

どこかの名物になっている気配も

続きを読む

2018年5月20日 new!!

スルーする事

成果を得たいのならばまず種まき

続きを読む

2018年5月17日 new!!

開けCドライブ

SSDもっと安くなってくんない

続きを読む

カミキリムシの幼虫により開けられた木の穴 2018年5月17日 new!!

穴と虫の序章

昔は結構好きだったけどね。

続きを読む

羽ばたけ、次女よ! 2018年5月15日 new!!

カメレオン

背景色も選べるようにしてよね…

続きを読む


月別アーカイブ

カテゴリー
メモ
最近のコメント
タグクラウド
インスタグラムやってますー フェイスブックページへ ツイッターへ RSS 問い合わせ

ページトップへ