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2013/05/14 雑記

親しらず

上の奥歯のそのまた奥にある歯茎に違和感を感じ始めて半月ばかり、まさかこれが親しらずが生えてくる予兆だったとは。

その後少しずつ親しらずは伸びてきて、下の歯茎に少し干渉するようになった。 気になりだしたらとことん気になるものであり、段々イリイリしてきたのでいっそ抜いてしまおうかと考えた。

が、親しらずを抜くのは痛く、大変だというどこからか入ってきた情報に頭は占領されており、抜こうか抜くまいか悩み始めてひと月ばかり。 その間も、親しらずの存在が気になり精神衛生上よろしくない。 でも抜くのは恐ろしい。

妙案が思いついた。

親しらずを抜くのではなく、干渉している部分だけを削ってもらうというアイデア。 早速歯医者に電話して「親しらずって抜くんじゃなくて、削ることもできるんでしょうか?」と聞いてみたところ「できますよ!」と即答された。 即予約を入れ、削ってもらいに走った。

一応、出てきているもの以外の親しらずの状況も見てみようとのことで、レントゲンを撮った。 下アゴの親しらずは二本ともナナメに埋まっており、その状態で隣の奥歯にぶつかっているので生きてる間に表に出てくる事はないので問題なしとの事。 なんか複雑な気分。

上アゴのほうは、今回削ってもらおうと思っている親しらずも面倒な生え方はしていないので、抜くのは至極簡単だという。 「削るも抜くも、手間と時間はそう変わんないんだけどねハハハ。 まあ、ビビル気持ちはわかるけど、抜く?削る?どうする??」と医師。

削ってもらう事にした。 削ったところで親不知は日に日にズンズン伸びてくるわけだし、応急処置にしかならない事は重々承知ではあるが。

数年前に美容目的で二本抜いている家内からは、もちろんヘタレ呼ばわりされた。

130612追記:親不知を抜く

削ってはみたものの、以降親しらずが気になって仕方なくなり、日中もずっと舌先で無意識になでたりして集中できずイライラしてきたところに家内から「ヘタレヘタレ」言われるもので、つい「抜こう」と決心してしまい、歯医者に予約を入れてしまい、後悔した。

日中ずっと、今日の施術の事が気になりソワソワする。 いざ歯医者に着いた時は「俺終わった」と思った。

いざ椅子にもたれたら即歯科医が来て、「今日もてっきり削ってもらいに来たと思ったら抜くんだね、決心したねーハハハ」と声かけられるが笑う余裕は無い。

「上アゴだったよね、右と左、どっちを抜きますかまずは? ちなみに左よりも右のほうが伸びているから、難易度でいうと右のほうが楽でして、医者的にはまず右を抜くことをお勧めしますがね」という。

だが抜こうと決心するに至ったのは、左側の新参親しらずが邪魔だったわけであり、簡単なほうから挑戦したい気持ちは山々だったのだが「ひ、左側でお願いします」と告げた。

まずは麻酔をかける。 注射を親しらず周辺にチクチク指す。 麻酔は二度行われるという事実をこの時初めて知り、一気にさらに気が沈んでいく。

麻酔後うがいをし、椅子に腰掛けてただボーッと前を見続ける事10分。 二度目の麻酔が行われた。 すでに左側の口中がしびれており、注射されても何も感じないが、二度目の麻酔ははじめの何倍も多い事がなんとなくわかる。 歯茎周辺が腫れぼったくなり、さらにしびれてきた。

そのまま又10分ほどボケッとしたところで椅子は倒され、いざ抜く事に。 「歯もね、抜かれるために生えてくるわけじゃないから、結構チカラ入れないといけないんだよねハハ」と医者・・・。

口を開くように言われる。 嫌だが開けざるをえないわけで、恐る恐る開くと、まずは棒で親しらず周辺をコツコツ撫でて、ちゃんと麻酔が効いているのかをチェックする。

「ではいきますよ」 小型のバールみたいなのを持ち医者は言う。

頬側から舌側に親しらずを棒で押されているようだが、感覚がないからよくわからない。 痛みはまったく、無い。 痛みはまったく、無い。 ただ「メリメリメリ・・・」という音が頭蓋骨内で響いている。

親しらずはあっけなく横倒しになった模様。 あとはペンチに持ち替えて、歯を引っこ抜こうとグリグリやるが・・・半分埋まっている親しらずはしぶとく歯茎にしがみついている。 「パチン」と音をたてて抜き損なった。

「根がアゴの骨に引っかかっているから抜きにくいねー」という恐ろしいい発言をしながら、再度バールで同じ方向からグググと押す。 「ミリミリミリ」と音がする。

瞬間「スコッ」とバールが突き抜けて、親しらずが口の中に落っこちたのがわかった。 すぐに医者はそれをつまみあげ、「カラン」とシャーレの上に転がした。 「抜けましたよ」

抜く作業を始めてからものの2、3分で親しらずはこじ抜けた。 思っていたより実にあっけない幕引きだった。 痛くもなんともなかった。

抜いた後は口内を水で洗浄し、抗生物質の小粒を開いた穴に押し込んで、それから脱脂綿を当てがわれ、つよく噛んでおくよう指示される。 血止めだ。

「抜いた親しらず要ります? 要らないよねハハハ」と医者は言うが、「是非下さい」とお願いした。 我を煩わせた難敵を、この目でまじまじと見てみたかったからである。 頑丈な根を持つ、大きな親しらず。 こんなのが奥に埋まっていたのだから、そりゃ邪魔だったわけだ。

晴れ晴れしく会計を済ませ、いっそ明日反対側のも抜いてもらえるかと尋ねたところ、それは無理だという事だった。 今日抜いた所の血が完全に止まるまでは、抜くことができないらしい。

これは勝手な思い込みだが、そう教えてくれた看護士さんの顔には「あんたこの前まで抜くのが怖いって削ってばかりいたのに、何急に調子こいてんの、え?」というあざけりが見えた気がした。

親しらず抜くのが怖いみなさん、オイだってやれたんですから是非。

130711追記

反対側のも抜いてきた。 もはや何も恐れることはなく、楽勝。 おまけにはじめの歯よりもよく生えて(へんな表現)きていたので簡単なもんだった。

一本目の抜き跡は大分塞がってきたきたけどまだ食い物がつまったりもする。

“親しらず” への2件のフィードバック

  1. Satoru より:

    僕も最近3本抜きましたが、今の技術は凄いなって思いました。痛みは殆どありませんでしたよ。
    僕は抜いてからの方が快適です♪

  2. オイ より:

    今月中に一本だけ抜いてみようかなあ、て思うのですが、うーん・・・。

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