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2010/12/01 雑記

養蜂を決意、でも・・・

養蜂箱

あれは9月のことだった。

子供たちと山中を散歩していると、突如目の前に「猫のデコ」ほどの平地が現れた。 そこには白い小箱が整然と並べられており、その上を何か豆粒のようなものが沢山飛び回っている。 近づいて見ると・・・蜂だ!

子供たちを置いて、さらに近づいてみる。 白い棺のようなものは、養蜂箱だったのだ。 つまり、ハチミツを採集するために中で蜜蜂を飼育している箱である。 一体誰がこんな山の中で・・・。

大分前に新聞で読んだ「ベランダでミツバチを飼う」という記事が忘れられずにいて、いつかは飼ってみたいと思ってはいたものの、実際に養蜂箱を見たのは、今回が初めてだった。

どうやらこの箱は手作りの様子。 ハチを警戒しつつ、箱の写真をいろんな角度から撮った。 「もしかすると、オイにも作れるかもしれん」と思いながら・・・。

帰宅してすぐにアマゾンで養蜂関連の書籍を検索し、いくつか入手した。 自宅で養蜂し、ハチミツを採取できる日が来ることを望みつつ、ページをめくった。 ところが、ハチを庭で飼うことは、想像以上に大変だということがわかってきた。 箱を自作するのも大変だし、近隣の迷惑になる恐れも考えられる。 さらにはまず女王バチを入手しなければならない。

わりと簡単に考えていたが、これは大変な作業になる。 養蜂家の皆さんに敬意を表する。 いつくかのメーカーから養蜂初心者セットというものが販売されていることもわかったが、考えなしに手を出すのは少しためらわれる価格である(参考書籍『庭で飼うはじめてのみつばち』)。

養蜂を決意!してみたものの、もう少し考えてみることにした。

ところで、ハチミツはすごい。 そのすごさの一例を記す。

蜂蜜の秘密

蜂蜜はほぼ永遠に腐らない。 それはミツバチの習性に秘密がある。

みつばちに吸われた花の蜜は、体内の貯蔵袋に貯められる。 外勤バチは内勤バチにそれを口移しで渡す。

それは巣の中の貯蔵室に格納される。 ハチの体内を出入りした蜜は、消化酵素の作用により砂糖がブドウ糖と果糖に分解される。

糖の数は2倍になり、甘さを増す。 内勤バチは巣の中で翅の付け根を振動させて発熱を起こす。 その発熱と送風効果により蜜の水分は次第に蒸発する。 その結果、トロリとした黄金色になる。

最終的に蜂蜜の糖濃度は80%に達する。 こんなに濃い溶液は他に無く、その「濃さ」に強力な殺菌作用がある。 細菌が蜂蜜に接すると細菌は水分を吸い取られ脱水症状になり、死滅する(浸透圧)。 ナメクジには塩よりも蜂蜜が効果的。 そして古代より殺菌剤や治療薬として利用されている(やけど、化膿止め)。 ※福岡伸一『ルリボシカミキリの青』より

さらに二日酔いに効いたり、疲労回復効果もあるらしい。 ということから、養蜂はさておいて、とりあえずハチミツのある生活をはじめることにした。 蜂蜜を見にデパートへ行くと、アカシア、リンゴ、ソバ、サクラ等花の種類により分別があることがわかった。 色合いもそれぞれ微妙に違い、味にも差があるのだという話。

せっかくだから、6種類選んで買って来た。 そして毎日、子供たちの朝食の際、ヨーグルトにかけて食べさせている。 「今日はさくらのハチミツ」「明日はリンゴ!」という具合にハチミツの種類は子供たちに選んでもらっている。 好評である。

調理にも使うようにしてみた。 ハチミツはスプーン一杯で砂糖二杯分の甘みがあるそうで、煮物、カレーに使うと味に深みがでる様子。 花の種類による味の違いは、正直なところ、あまりよくわからない。 家族投票で一番旨いと思うハチミツを選び、それを使い続けてみようと計画中。

ハチミツ

※ヨーグルトを食べると、腸内の異常発酵が抑えられ、通じがよくなるそうだ(向笠千恵子『日本の朝ごはん』より)。

よそいきの食器から花まで用意万端ととのえたホームパーティーには招かれても、ふだん着のごはんに誘われることはめったにない。 まして、起きたてのすっぴん顔で台所に立ち、時間と勝負で準備する日常の朝ごはんを他人に見せることはありえない。

それなのに、わたしは日本中のあらゆる職業の、さまざまな暮らしぶりの方々の朝ごはんに押しかけ、朝の時間を共有しながら、素の食事をごちそうになることができた。

朝食グルメは素敵だけれど、結局、朝ごはん献立に優劣はないというのが、朝ごはんウォッチング十年の結論である。 朝からしっかり食べようという意思が感じられるメニューだったら、それだけでわたしには十分すばらしい。 そういう人、そんな一家は必ず、毎日をポジティブに生きているから。

はちみつれもん

“養蜂を決意、でも・・・” への2件のフィードバック

  1. ミジンコ より:

    こんばんわ。ごぶさたしてます。
    養蜂、ちょっとあこがれますよね。私も調べてみたことがあります。巣箱が高すぎたのと、家畜としての届け出が必要というところであきらめました(実際には大規模でなければ家畜届け出はしなくても良いという話もききます)
    オイさんのご近所には養蜂業者さんの直販店なんかはないのでしょうか?うちの近所にはありまして(某有名養蜂場と同じ名前なんですが)、スーパーで売ってるものよりは高いですけど、すごくおいしいです。
    私は「アカシア蜜」が好きです。甘さがくどくなくて、さらりとしていますよ。

  2. オイ より:

    おひさしぶりですミジンコさん。
    ウチでは「れんげのハチミツ」が人気です。 色目的には、「そば」がシブくて好みです。
    養蜂業者さんもいくつかあるようですが、直販しているところを知らないんですよね。 その後、気になって養蜂箱のことを調べてみました。 オイが山中で見かけたものは、自家用のハチミツを採集されている方ものもでした。 シーズンが終わると、「イチゴの受粉」にハチと使うとかいう興味深い話もされておりました。
    何としてでも、自らの手で、ハチミツを採取してみたいものです。

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